A
 子供に特定のスポーツを習わせる家庭は多い。早くから一つのスポーツを集中的に練習させることで、子供の才能を伸ばしたいという親の気持ちは理解できるが、子供の体への負担が大きいことが心配だ。同じ動きを繰り返し練習することになり、けがをしやすくなるからだ。まだ成長の途中の子供にとってまず必要なのは、さまざまなスポーツを通して、多様な動きを身にる,得意な動きも苦手な動きも行うことによって、全身の運動能力をバンスよく向上させられる。専門的な技術の習得は、そのあとでも遅くはないのだ。

B
 体力をつけるために、子供にスポーツを習わせるのはいいことだ。ただ、幼いうちから特定のスポーツだけを習わせることには問題があると思う。幼い子供は、何が好きか、何がしたいのか、分からないことが多いので、親の決めたスポーツを習い始めることになる。その結果、興味が持てなくてすぐにやめたり、いやいや練習を続けることになって、スポーツが嫌いになってしまったりすることがあるのだ。そのため、幼いうちは、一つのスポーツに絞るのではなく、多くのスポーツを経験させて、スポーツの楽しさを教えることが大切だ。さらに、いろいろなスポーツをすることで、全身を動かし、基礎的な運動能力を身につけることができる。これは、将来本格的にスポーツをしよう と思ったときに必ず役立つはずだ。

1。 (65)筆者は、イヌの挨拶行動についてどのように述べているか。

2。 (66)幼い子供に特定のスポーツを習わせることについて、 A と B はどのように述べているか

3。 (67) 子供にスポーツを習わせるときに、AとBが共通して大切だと述べていることは何か。