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 先⽇、新聞に動物が減っているという記事がのっていた。その新聞にはトラ(注1)のことが書いてあった。世界で⾃然にいるトラは、だいたい3400頭〜5100頭と⾔われている。100年前には10万頭いたとされれるが、その3%〜5%に減ってしまった。そのうち3種類のトラがすでにいなくなった。最も多い種類のトラでも、2000頭程度だそうだ。なぜ、こんなに減ってしまったのだろうか。それは、開発(注2)によってトラの⽣活している森林などが壊されたり、⽑⽪や薬の原料にすることを⽬的ろしてトラを殺したからだそうだ。こうしたことはトラだけではなく、いろいろな動物や植物にみ起こっている。開発は⼈間の⽣活を便利で豊かにするために⾏われる。おかげて、私たちは⾃由に旅⾏をしたり、⾃宅で世界中の情報を⾒られるほど豊かになった。しかし、⼀⽅でこのようなことが起こっていることも知る必要があるだそう。

トラ ︓ 動物
開発 ︓森林などを⼈の役に⽴つようにすること

(1)今のトラの数について、正しいものはどれか

(2)トラが少なくなった原因として、正しいものはどれか

(3)「トラが減った」ことを通して、何を考えなけらばならないと⾔っているか。

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(2)
 ある教師が、⼩学6年⽣90⼈の朝ごはんと成績について調べた。朝ごはんを毎朝ちゃんと⾷べている学⽣は65⼈だった、この学⽣たちの成績は算数、国語全部の科⽬の平均点が78点。これに対して、朝あご飯を⾷べていない学⽣は25⼈で、平均点が72点だった。朝ごはんを⾷べないと、どうして成績が悪いのか。実は、体温は寝ている間に下がる。
 朝ごはんを⾷べると体温が上がって、会社や学校に着くころには、⼼も体も活動の準備がで⽣きている。体温が上がると、体や頭の働きがよくなる。だから、朝ごはんを⾷べないと、勉強に集中できなくて、成績も上がると考えられるのだ。

(4)体温について正しいものをえらべ。

(5)朝ごはんを⾷べないと、どうなるか。

(6)この教師が調べたことは何か

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(3)
 ⼈は何か考えたり何かを思い出したりするときに、⽬を閉じたり、上を⾒たりするが、なぜ、そのような体の働きをするのだろうか。その働きには、どんな意味があるのだろうか。
 何かを考えたり思い出そうとするときに、私たちは頭の中を考えやすい状態にする。何かを考えるときにじゃまになる情報は⾒ないほうがいいから、⽬を閉じたり上を⾒たりして、ほかの情報を⼊れないようにするのだ。つまり、考えること、思い出すことに集中させているのである。そういえば、幼稚園や⼩学校の低学年のクラスでは、先⽣が「めを閉じて、今から⾔うことを聞いてください」というような場⾯を⾒たことがあるが、それは⼦どもたちを集中させるためにやっていたことなのだ。私たちの体は私たちのものだが、⾃分ではまったくわからない働きを⾃然に⾏っているのである。

(7)⼈は⾃分を集中させるために、どんなことをしているか。

(8)幼稚園で、先⽣が⼦どもたちに⽬を閉じさせるのはなぜか

(9)考えたり思い出したりするときに、⽬を閉じたり、上を⾒たりするのはどうしてか

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 ⽇本で働く外国⼈や留学⽣向けの住まいには、いろいろなタイプがある。今回は、若い⼈に⼈気のあるゲストハウスとホームステイについて考えてみよう。
 ゲストハウスとは、⼀つの家で数名が共同⽣活するものをいう。寝室は別々だが、キッチンやバスルームは共⽤だ。いろいろな国籍、年齢、職業の⼈が⼀緒に住むので、異⽂化交流(注)楽しめる。⽇本語だけでなく、いくつのことばが使われるので、語学んの学習にもある。まだ、ほかの⼈と仲よくやるためには、積極的に関わったり、相⼿の話をよく聞く態度も必要である。
 ホームステイは、⼀般の⽇本⼈家庭で⽣活する。今の⽇本の⽂化や習慣を知ることができ、⽇本語の上達にもつながる。本当の家庭のようにしたい関係が⽣まれることもある。何ねんも過ごすことはむずかしが、⽇本に慣れるまでの1〜2か⽉利⽤する留学⽣にはおすすめだ。それぞれの特⻑を知って、えらびたい。

(注)異⽂化交流︓ 違う⽂化を持つ⼈と交流すること

(10)ゲストハウスのいい点は、どんなところだと⾔っているか。

(11)ゲストハウスで注意しなければならない点は、どんなことだと⾔っているか。

(12)ホームステイは、どんな⼈に向いていると⾔っているか

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 ⼦どものころこ夏休みの思い出といえば、まず「ラジオ体操」を思い出す。朝、公園に集まってみんなでラジオから流れる曲に合わせて体操をする。確か2週間くらいだったと思うが、全部出るとプレゼントがあるので、がんばって⾏ったものだ。最近は⼦どもの数も少なくなっているせか、すべてに参加したからといって何かもらえるわけでもないようだ。私の家の近所では⾒られなくなったが、今でも⾏われているとことはかなりあるという。ラジオ放送が流れているのを⽴つたまま聞き、ラジオ体操のあと軽い運動だけするというところもおあれば、ラジオ体操の前後にみ運動をやって、1週間ぐらいするところもある。またラジオ体操のほかに軽いく起きるところばど、いろいろのようだ。若い親⼦が多い会場もあれば、お年寄りが多い会場もあるという。参加者、スタイルなど、違いはいろいろあっても、ラジオ体操は今も夏の⾏事にちがいない。

(16)この⼈は⼦どものころ、どうしてラジオ体操に⾏ったのか

(17)ラジオ体操は今どうなっているか

(18)この⼈はラジオ体操についてどう思っているか