練習62
A
27日から秋の読書週間が始まったが、朝の読書(朝読)を学校の活動に取り入れている小・中・高校が全国で2万6732枚にのぼり、全体の72%を占めていることが、朝の読書推進協議会(大塚笑子理事長)の調査で分かった。朝に本を読むと落ち着いた気持ちで一日のスタートが切れるなど、効果を実感する声も広がっているという。
明読は「毎日やる」「みんなでやる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」が4原則。1988年に千葉県の2人の教師が始めたのがきっかけだった。同協議会は本の取次会社トーハンの協力で97年から実施率などを調べており、10月25日現在で小学校と中学校はそれぞれ76%、高校は42%で朝読をしていた。
(朝日新聞2010年10月28日)
B
本校では、2002年から朝読を始めました。毎朝授業の前に、生徒は、床に座るなどいろいろな姿勢で読書をしていますが、どんな姿勢でも静かに好きな本が読めれば、それでいいと考えています。
「基礎学力となる“読む力"をつけよう」という目標で始めた活動ですが、始めてみると、教室が落ち着いたことに驚きました。遅刻も少なくなり、毎朝いい愛囲気で一日を始められるようになりました。
今では生徒の中から「図書室の本をもっと増やそう」という声も上がっています。一番の効果は、学校全体の雰囲気が良くなったことだと言えるかもしれません。