練習7 ニュースの価値や情報を決めるのは、客観的な基準やデータだけではなく、たまたまそのニュースを担当した人の感動や好き嫌いが大きく働いている。この「感情や好き嫌い」は、「王観」と言い換えることもできる。客観の反対。つまりテレビのニュースや新聞の記事は、何を報道するかしないか、何をニュースにするかしないかを決めるその段階で、もう客観的などというレベルではない。

(森達也「世界を信じるためのメソッドぼくらの時代のメディア・リテラシー』イースト・プレス)

1。 この文章で筆者が最も言いたいことは何か。