漢字読み

1。 街灯の光に照らされた桜の花が風に揺らいでいる。

2。 陰で他人の悪口を言うべきではない。

3。 隣の犬がしょっちゅう吠えて、うるさくてたまらない。

4。 木村さんは自宅で生花の教室を開いている。

5。 住宅街の垣根にはツツジの花が咲き乱れている。

漢字読み

6。 ご依頼の件についてはしょうちしております。

7。 先週買ったばかりのパソコンがこしょうして修理に出した。

8。 月1回大掃除をして、不要なものをすてる

9。 加湿器を使って部屋の湿度をかげんする。

10。 108回の鐘のひびきで、古い年を送り新年を迎える

文脈規定

11。 中学生のころ、親と大げんかした勢いで家を飛び(  )ことがある。

12。 今日のラーメンは、ちょっと塩(  )昧がする。

13。 ご予約をお取り(  )の場合、事前にご連絡ください。

14。 田中さん、午後の会議の資料、10(  )コピーしておいてください。

15。 この文章にはなんとなく(  )感を覚える。

文脈規定

16。 卒業したら、出版(  )の仕事につきたいと思っている。

17。 よく(  )、メモをしながら話を聞くと好感を持たれる。

18。 大切なものを守る(  )ができたとき、人は強くなれるものだ。

19。 外国では泣いている赤ちゃんをしばらく(  )おくのが一般的だそうだ。

20。 仕事に優先順位をつけて(  )にやっていくことが大事だ。

21。 外国語を習得するためには、まずたくさんの単語を(  )する必要がある。

言い換え類義

22。 時間がないので、細かいところはりゃくして説明します。

23。 誤解しないで、香織さんとは単なる友達なんだから。

24。 電車の中で、夫婦げんかしないでください。みっともないから。

25。 人が前に立つと、ドアがひとりでに開く。

26。 学費はカードで支払ってください。

実践練習

27。 多少

28。 伝言

29。 千す

30。 やっと

31。 いちいち

文法形式の判断

32。 未成年者の飲酒は、法律(  )、禁じられている。


33。 失敗(  ) 、新しい発明が生まれることもある。


34。 彼女はケーキ作りがとても上手なのだが、甘いものが好きなのか(  )、そうでもない。


35。 一年間、勉強に励んだ(  )、念願の大学に合格した。


36。 この曲を聞く(  )、ふるさとのことを思い出す。


37。 映画の上映(  )、試写会が行われた。


38。 いくら努力しても上達しない(  )、 あきらめるしかないだろう。


39。 上司にほめられて、うれしくない(  )でしょう。


40。 それまでできなかったことができる(  )なるには、時間と努力が必要だ。


41。 この仕事は誰(  )、慣れるまでは大変なんだから、あきらめずに頑張りなさ


42。 経済大国になったからといって、すべての国民が豊かになった(  )。


43。 月の光もない夜、一人で墓地を通るときの怖さ(  )。


文の組み立て

44。 かりに電車やバスに _ _ * _時間がかかるだろう。


45。 彼の話が _ _ * _ 笑ってしまった。


46。 これからの野球レポーターは_ _ * _ そうだ。


47。 あの人は_ _ * _ 言っている。


48。 最近銀行カードが偽造され、_ * _ _ 被害が増えている


文章の文法
 日本人ほど何かといえば贈り物をしている民族はいないようで、外国人(50)大変不思議に思うらしい。
 まず贈り物の名前からして、送る季節や機会(51)違っている。暮れの贈り物は「お歳暮」で、お正月(52)贈り物は、子供に与えられるのは「お年玉」、大人に贈るものは「お年賀」になる。そして夏の初めに贈るのが「お中元」である。旅行から帰ってきて、待っている留守番の人への贈り物は「お土産」で、別れて遠くに行く人への贈り物は、以前は「はなむけ」、現代では「お餞別」である。しかし、これらは欧米ではみな「プレゼント」でひとくくりにされるだろう。(中略)
 なぜ日本語にはこのように贈り物(53)言葉がたくさんあるのだろう。日本人は、社交の上で贈答する関係を重んじしる。物を与える動詞でも、手前からよそへ行くのは「あげる」「やる」と言い、よそから手前の方に来るのは「くれる」「くださる」と言って区別する。英語のgiveにはそんな区別はない。
 ただしA君とBさんとがやりとりをしているのは、「A君がBさんにお菓子をあげた」「BさんはA君に果物をあげた」と言って区別しない。「A君は私に果物をくれた」と言って自分のところに物が来たときに(54)、言い方を違えるのである。これは日本人は他人からもらったのをありがたいことだと感謝している。そういうやさしい気持ちを反映しているというように解釈したい。

(金田一春彦"やっぱり、日本語にはかなわない,による)

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