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 自分が先入観をもちやすいと自覚ができたら、ともかく、相手に質問をすることを心がけることだ。早合点しそうになったら、「君の言いたいことは、こういうことか」とたずねる。それを忘れると、早合点してまうし。たった、それだけの質問で、愚かさを見せずにすむ。もう一つの理解カのいなタイプの人は、理解力をつけることを心がけてほしい。最も練習に良いのは、新聞の投書欄だ。投書は短く、言いたいことがはっきりしている。しかも、毎日更新される。毎朝、投書欄を読んで、その言いたいことを読み取る練習をしてはどうだろう。その際、キーワードを見つけて、その文章が何について語っているのかを明確にし、その文章が何に反対しているのかを考えれば、言いたいことは明確になる。

(樋口裕一『頭がいい人、悪人いの話し方に』よる)

1。 (57)文章の内容と合っているものはどれか。