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最近の若い人たちの中には、注意されてムッすると人がいます。人に叱られたり注意されたりした経験が乏しいからでしょう。
近ごろは学校の先生もあまり叱りません。学校教育や家庭教育はこのへんに問題がありそうです。注意されることに免疫ができていないから、すぐにキレしてまい、校内暴力が起きたりする。
会社では、上司や先輩がいろいろな形で注意や忠告をします。①
部下はどういう態度で聞くべきでしょうか。
素直に耳を傾けて「よく言ってくれた」と感謝する。これが正解だと私は思います。注意され反省すことるによって、自分が一つ進歩するきっかけが得られるからです。
私はもともと、人から注意されることを少しも嫌だとは思わない性質で、自分の気づかないマイナスを指摘してもらえたのだから、むしろ「良かったな」と思ってきました。運が良いの、②
この性格によるところも大きいような気しがます。
人は生まれついたときから物事を知っているわけではありません。人の言うことや勉強したこと、経験などを糧にしながら成長していくのもです。ですから注意や忠告されたら、自分が成長する機会を与えられたと思わなくてはいけません。
(重茂達『35歳までに必ずやるきこでと』による)