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 目分がこれまでやった仕事を部下に任そうとする時、大抵の場合、まだ少しカ量不足かと思うものだ。しかしそれ、をあえて、“この部下なら必ずやってくれるだろう”と信じ、また判断したうえで託していく。この期待に応えようと部下は努力し、カをつけていくものなのだ。(中略)また仕事を任せるということは、言葉を言い換えて言うなら部下を信頼するということである。自分が大切にしている仕事を託すわけだから、部下への信頼がないとできるものではない。その気持ちは自然と部下に伝わる。やはり、人間は、人から信頼されていると感じたとき、なにものにも替え難い満足感や生きがいが得られるものだ。
(江口克彦『上司の哲学』による)

1。 (57)筆者が一番言いたいことは何か。