漢字読み

1。 この岩石には質のいい鉄が含まれている。

2。 将来はサラリーマンより漁師になりたい。

3。 明日は3時間目から外に出て、写生大会をするそうだ。

4。 高校野球は東京と大阪とで優勝を争うこととなった。

5。 彼は夏休みにあまり勉強しなかったので反省している。

漢字読み

6。 駅のかいさつを出て、左に行くとカラオケ店がある。

7。 この洋服のきじは木綿だ。

8。 窓ガラスにすいてきがつくことを結露という。

9。 空港で知人から袋をあずかったが、中身があやしい。

10。 日本では自動車のクラクションをならすことはあまりない。

文脈規定

11。 玄関のマッ卜が汚れたので(  )替えた。

12。 事故の原因は自分にあると彼女は思い(  )いる。

13。 これは(  )性能の機械で、3000万円もする。

14。 会社の都合で(  )期間、中東地域に出張することになった。

15。 西山さんのお父さんは地元の消防(  )に入つている

文脈規定

16。 彼女は結婚してから人の子どもの(  )に追われ、疲れている。

17。 この祭りは村の年中(  )として有名だ。

18。 ロシアとアメリカで(  )がー致し、宇宙の共同開発を始めることとなった。

19。 無色(  )の液体だが、とても危険なものらしい。

20。 中国の巨大な(  )は、世界経済に大きく影響する。

21。 ロシアは昔から(  )が盛んで、役者のレベルも高い。

22。 高校時代、クラブ(  )で毎日夜遅くまで練習した。

言い換え類義

23。 部長は朝からきげんが悪く、私のやることにいちいち文句を言う。

24。 本番で間違えないように、前もってけいこする。

25。 どんなに規則を厳しくしたとしても、交通事故はしょっちゅう起こる。

26。 彼は酔っているのか、同じことをしつこく話している。

27。 今出発すれば新幹線の時間に余裕で間に合う。

実践練習

28。 自身

29。 中古

30。 とろとう

31。 針路

32。 家主

文法形式の判断

33。 プロの料理人に教えてもらった(  )味がかなりよくなった。


34。 親の立場(  )、子どもには好きなように生きてほしい。


35。 バスケットポール選手が卓球の練習をする(  )役に立つのだろうか。


36。 このクラスでフランス語に(  )、彼の右に出る者はいない。


37。 この古い切手が本物だと(  )、相当な金額で売れると思う。


38。 Aクラスの林さんは、テストの(  )満点を取る。


39。 ご住所とお名前をお書きのうえ、事務所に(  )。


40。 このごろは電車の(  )化粧をする女性が増えてきた。


41。 息子が受験勉強をしている(  )、となりの部屋で娘が大声で歌っていた。


42。 突然母親が病気で倒れ、旅行(  )。


43。 「誰ですか、こんな所に食べ(  )のは。」


44。 あのレストランは味も(  )みな親切だ。


文の組み立て

45。 この商品は_ _  _お待ちください。


46。 雨で遠足を_ _  _した。


47。 窓を_ _  _きた。


48。 もし_ _  _ですか。


49。 どの_ _  _大勢いる。


文章の文法
 ユーモア話をひとつ。電車が毎日のように遅れるので、(50)を立てた乗客が駅員さんにくってかかった(注1)。「いつも遅れるのだったら時刻表なんか出しておくな」。すると駅員、「時刻表がないと電車が遅れたかどうか分からないでしょう」。
 織田正吉さんの『笑いのこころユーモアのセンス』(岩波書店)にあった。道理に合わないことで相手をやりこめる詭弁(注2)型のジョークだそうだ。昔なら笑って(51-a)、今は笑った後で(51-b)。駅員さん、殴られなかっただろうか。
 駅員や乗務員への暴力が止まらない。去年の今ごろも同じ事を書いたが、減るどころか増えた。全国の25鉄道会社で昨年度に計869件は過去(52-a)だ。むろん(52-b)のようにやりこめたわけではない。強く出られないのを承知の卑劣な(52-c)である。
 よく知られたハインリッヒの法則(注3)は、一つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、300の異常があると説く。それに倣えば、一っの暴力沙汰の背後には膨大な暴言や嫌がらせがあろう。駅員さんたちは日々、心をこづき回されているのではないか。
 人が(53)、法律より広くモラルの守備範囲がある。法律が城の内堀なら、モラルは外堀だろう。外堀破りの不心得者が多くなれば、内堀を越える狼藉者(注4)も増えょう。乗降の人波が駅員さんの目に「怖い地雷原」と(54)。
 弱い立場をはけロにモンスタ一(注5)とやらが横行する「いちゃもん化社会」の一断面でもあろう。いらつく世の中の頭を冷やす、大きな水枕はどこかにないか。

(「朝日新聞」沃声人語〉2010年7月17日付)


(注1)くってかかった:激しい口調で立ち向かった。
(注2)詭弁:道理にあわない弁論。
(注3)ハインリッヒの法則:アメリカ人ハ一バ一卜・ウィリアム・ハインリッヒがき出した労働災害における経験則の一つ。
(注4)狼藉者:乱暴者。
(注5)モンスタ一:難癖をつける人。

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