A
 大学に進学することについて、否定的な世論の声が高まっている。しかし、いまだに多くの会社が社員を採用する際、出身大学に関する内容を見ているというのが現実である。学歴によって面接を受けることさえ出来ない場合が存在している現在の状況を考えると、確実な理由と進路の対策も立てずに大学に行かないということは望ましくない就職のための目的以外にも、大学の生活を一度経験してみた方がいい。中等教育までのプロセスとは異なり、大学での教育はもっと専門的な要素を備えている。自分が希望する学問と分野のみを深く学ぶことができる機会にもなりうるので、特別な理由がない限り、大学に進学するのが当然なことである。

 B
 何かを専門的に学ぶことができるところは大学以外にもいくらでもある。とんでもない高い授業料を払って一学期に3か月余りしか学ぶことができないというのは、効率的な学習の場と言えない。特に、技術的な分野では、大学で専攻として勉強するより、専門学校に進学して学ぶほうがはるかに効果的である。
 費用と学習時間、専門的な指導など、すべての面において大学で学ぶより勝る。学歴が全てのことを証明するわけでもないし、社会を動かすのは結局人である。生産や機械管理の職種に就くことを望んでいる人なら、大学に進学するよりは専門学校や技術学校を選択した方が良い。

1。 問25:AとBの両方の文章にも触れられている点は何か。

2。 問26:AとBの筆者は、大学進学についてどのように考えているか。