グーグル(注1)とかスマホ(注2)とか※を使いこなせない人からの質問に答える時、ある程度きちんとした答えをスマホで調べて、提示してあげると逆に反発されることがあるんですね。それも割と感情的に。自分たちで調べればいいのにね。簡単なのに、やらないのはどうしてなんだろう?「ネットに依存しすぎ」とか、「もしネットが無くなったらどうするの」?とか、終しまいには(注3)「記憶力が低下する」とかまで言われるんだよね。でも現代に必要な※スキルって記憶力じゃないよね。検索力だよね。①自動車全盛の時代に足が速くてもあんまり意味がないのと同じ。
 「人と人の付き合いなら、知ってることはすぐに教えてやれよって思いますけどね」って意見もありましたけど、②これ大変。私なんかは何でも知ってると思われてるからいつも質問攻めされる。たまに「そのぐらいあなたが調べてください」って言わないと私が人間辞書みたいになってしまう。気持ちに余裕がある時はいいけど、余裕無い時とか眠い時とかに聞かれると、ムッと(注)してしまうこともある。
 レストランへの住所とか、飛行機の時間とか、調べれば出てくることをいちいち電話で聞いている人も時代遅れだなあーって思う。調べてわかることは自分で調べるほうが自分にスキルがつく。人との会話はもっと建設的(注5)な議論とかに使えばもっと楽しい世の中になると思うんだ。
(注1)グーグル:google
(注2)スマホ:スマートフォン(smartphone)の略語
(注3)終いには:最終的には、結果として
(注)ムッとなる:いきなり怒りを感じる
(注5)建設的:これから役に立つ、前向きな

1。 (1)①自動車全盛の時代に足が速くてもあんまり意味がないの意味はなんですか

2。 (2)②これ大変の理由は何ですか

3。 (3)筆者がもっとも言いたいことはなんですか