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 谷中教授らは花粉症(注1)のマウスに、1日約10グラムのバナナを3週間与え、通常のエサを与えたマウスと比較した。その結果、バナナを食べたマウスは、アレルギ一を引き起こす物質の量が通常食のマウスの半分以下に減り、花粉症になると増える白血球(注2)の一種「好酸球」の数も、正常マウスと同レベルまで減少していることがわかった。谷中教授は「マウスにとっての約10グラムは人間では3〜4本に相当する量だろう。人でも症状が軽くなるかを調べたい」と話している。

(「バナナで花粉症改善?マウス実験で効果」2010年12月14日付け読売新聞による)


(注1)花粉症:植物の花粉が鼻や目に入って、鼻水が出たり、目かゆくなったりするアレルギー
(注2)白血球:体内に入ったウイルスなどをやっつける、血液中の細胞

1。 (5)この実験について、正しいのはどれか。