漢字読み

1。 荒れた土地を耕して、きれいな花が咲くようになった。 ‘

2。 上司の指示通りに組み立てたら、機械が動かなくなった。

3。 音は8月下旬になると夕立が多くなり、夏の終わりを感じたものだ。

4。 ガソリン車に比べて、電気自動車の占める割合はとても低い。

5。 現場の足跡から、犯人は男と断定された。

漢字読み

6。 SL列車が煙を出しながら、てっきょうを渡っていった。

7。 出張でうえきに水をやることができず、枯らしてしまった。

8。 腰を痛めた体操選手がいんたいすることになった。

9。 お祭りのとき、大勢の人がいっしょにかつぐものを「みこし」と言う。

10。 この料理には高級な材料がもちいられている。

文脈規定

11。 今月は出費が多く、ATMでお金を(  )出してばかりだ。

12。 この新しいおもちゃは、発売と同時に売り(  )ほどの人気だ。

13。 日本の(  )人口は、およそ1億2千万人である。

14。 実家は農家なので、米の収獲(  )は手伝いに行く。

15。 兄は泳ぎが上手なので、プールの指導(  )をしている。

文脈規定

16。 学校の出席が悪いと、ビザを(  )することができない。

17。 彼が教育(  )をするのは、母校の高校だ。

18。 舞台の上手から(  )したのが沖縄出身の有名な俳優だ。

19。 工場の排水について、住民から(  )が出た。

20。 あのレストランの料理の味には、いい(  )を持っていない。

21。 (  )の噴火が原因で、たくさんの住宅が燃えてしまった。

22。 酔っ払ってタクシーに(  )しようとしたら、拒否された。

言い換え類義

23。 どんなに疲れたとしても、あくまで走りきるつもりだ。

24。 少数意見を重んじるような政治をしてほしい。

25。 あの山小屋は天井からランプをぶら下げている。

26。 そんないいかげんに着物を着たら、みんなに笑われてしまう。

27。 どんなに急いでも、結局は出発時間に間に合わないだろう,

実践練習

28。 皮肉

29。 割引き

30。 ごく

31。 和服

32。 農薬

文法形式の判断

33。 スポンサ一がOKを出さない(  )この計画は進められない。


34。 彼女の家には数え(  )ほどの人形があるそうだ。


35。 友だちがフランスに帰国してしまい、さびしくて(  )。


36。 子どもの発想の中には、時々注目すべき(  )。


37。 無理をして薄着をした(  )、かぜをひいてしまった。


38。 国家試験を受けると決めた(  )、合格までがんばるしかない。


39。 先生に(  )のですが、いらっしゃいませんでした。


40。 兄は弟(  )と言いながら、いつも弟に泣かされている。


41。 秋が(  )、セーターが売れるようになる。


42。 哲学者の話が(  )ことはよくある話だ。


43。 用事が(  )、電話の本くらいかけなさい。


44。 彼女は(  )、時々びっくりするようなことを言う。


文の組み立て

45。 川の流れ_ _  _が川を上り始めた。


46。 前をよく_ _  _しまった。


47。 晴天が続いた_ _  _がよく売れた。


48。 歌の_ _  _者がない。


49。 まったくの_ _  _はていねいすぎる。


文章の文法
 好みは3-2、とりわけ得失点が〇XX〇〇の順に並ぶ再逆転勝ちがいい。サッ力一の話である。これが堅守のイタリア(50)だと、通(注1)は1―0を尊ぶという。虎の子を守り通す(注2)展開だ。
 それもこれもお国柄。米国では、なかなか点が入らない「退屈さ」が嫌われ、サッカーは長らく見せるスポーツにならなかった。100点前後で競うバスケットボールの故郷である。0—0では気晴らしどころかストレスが(51)。
 W杯の日本代表が、イタリアン好みのスコアでカメルーンを下した。右足でセンタリング(注3)するかと思わせた松井が、切り返して左足でクロス(注4)を上げる。このタメ(注5)に反応した本田が守備陣の裏に回り込み、足元に収めたボールを落ち着いてけり込んだ。
 「金髪」の本田さん。優等生的な物言いが多い代表選手の中で、大阪弁の大口が異彩を放つ。それも(52)だと、ここ一番で証明してみせた。組織サッカーも、解きほぐせば個人技の積み重ねだ。次も存分に暴れてほしい。
 終盤、相手一撃がバ一をたたき、苦い記憶がよみがえった。ロスタイムは4分。いつもながら秒針のなんと(53)。ブブゼラ(注6)の大音響も構わず叫び続けたのだろう。試合を振り返る岡田監督の声はかれていた。
 4度目のW杯にして国外での初勝利。この一戦で、辛抱の果てには歓喜があると知った。残るオランダとデンマークも手ごわいが、16強への挑戦権を手に戦えるのは大きい。見る側は、最後までハラハラドキドキできる(54)。その先にワクワクがある。

(「朝日新聞」く天声人語〉2010年6月16日付)


(注1)通:よく知っていること。またその人
(注2)虎の子を守り通す:1得点を最後まで守る
(注3)センタリング:サイドから中央へパスすること
(注4)クロス:ボールを逆サイドにけること
(注5)タメ:すぐに攻撃しないで余裕をもづこと
(注6)ブブゼラ:南アフリカの民族楽器

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