漢字読み

1。 道に迷っても、ちゃんと戻って来るとは賢い犬だ。

2。 近所に広場がなくなり、屋外で遊ぶ子供たちが減ってきた。

3。 昨夜、タイヤ工場のとなりの倉庫が火事になった

4。 友だちと作った詩集を、お金を出し合って100部刷ることにした。

5。 この試合で勝敗を分けたのは、投手力の差だった。

漢字読み

6。 ベッドというのは、てきどな固さがあったほうがよく眠れる。

7。 人間のずのうとコンピューターでは、どちらが優れているだろうか。

8。 なおいっそうの努力をしないと、志望校には入れないだろう。

9。 あんな高い山にー人で登るとは、何といさましい若者なんだ。

10。 舞台をてらすライトが強すぎて、俳優が汗びっしょりだった。

文脈規定

11。 名前を呼ばれて(  )向いたら、中学時代の同級生だった。

12。 いじめの問題だけを取り(  )ても、教育問題全体の解決にはならない。

13。 子どものころ夢中になったア二メの(  )放送を見たが、つまらなかった。

14。 昔、歌番組の(  )司会で有名だったアナウンサーが退職した。

15。 神戸の町を散歩すると、西洋(  )の建物がたくさんある。

文脈規定

16。 あの地方の出身者は(  )して寿命が長い。

17。 マラソンで体の調子が悪くなり(  )の吸入を受けた。

18。 わき見(  )をしていたトラックが、電柱にぶつかった。

19。 この野菜は、生より(  )して食べたほうがおいしい。

20。 小説を書く(  )を学んでも、すぐに書けるものではない。

21。 年末は(  )ベスに乗って、故郷に帰るつもりだ。

22。 この部屋は騒音を(  )するため、壁が厚くなっている。

言い換え類義

23。 駅から自宅まで歩くと、だいたい15分くらいかかる。

24。 これは江戸時代の沱びんだが、少し欠けているので値うちが下がる。

25。 息子は父親の仕事を一生懸命手伝っていた。

26。 サッカーの試合で5点も取られ、本当にくやしかった

27。 水中でも使えるこの新製品は、確かに便利だ。

実践練習

28。 器用

29。 名所

30。 めったに

31。 ぼん地

32。 身分

文法形式の判断

33。 みんなの予想に(  )、ブラジルチームが負けてしまった。


34。 10年以上飼っていた犬が死に、悲しくて(  )。


35。 就職が決まった(  )、がんばって働くつもりだ。


36。 駅前のマンション建設を(  )問題が大きくなっている0


37。 彼女は歌も(  )ファッションモデルもしている。


38。 山本教授の指導の(  )、学生たちは研究を続けた。


39。 すみません、ペンケースを忘れたので、ボールペンを(  )。


40。 ビザの問題に(  )事務所で聞いてください。


41。 宿題はやればいい(  )、しっかり覚えることが大切だ。


42。 友だちの誕生曰に、私は心を込めて絵を(  )。


43。 運動好きの黒川君は、スポーツ大会に(  )がとても強い。


44。 中学時代、親に反発して家出(  )ことがあった。


文の組み立て

45。 アメリカ政府の_ _  _が進められた。


46。 この_ _  _がまったく違う。


47。 この問題について_ _  _そうだ。


48。 ほんの小さな_ _  _なってしまった。


49。 日本は_ _  _高い。


文章の文法
 「トム^ソーヤ一の冒険」(注1)は19世紀半ばの米ミズ一リ州が舞台だ。いたずら小僧のトムと、相棒の浮浪児ハック。少年たちの粗野で気ままな日々は、西部への出口だった州の空気と無縁ではない。作者マーク・卜ウェイン(注2)の故郷である。
 お仕置き(注3)の塀塗りをまんまと(注4)人(50)押しつけ、トムがつぶやく。「結局この世は、それほど(51)。」読者へのエール(注5)に違いない。その作家の、つまらないはずのない自伝が初めて本になる。
 死後100年、すなわち今春まで(52-a)に出すなとの意識に従い、出版元は5千ベ一ジの手書き(52-b)を保管してきた。1世紀の時差を託したのは、宗教や政治、知人の(52-c)を正直に書いたためともいわれる。
 本をめぐる「長い約束」をもう一つ。221年前、ニューヨークの図書館で貸し出された法律書が戻ってきたそうだ。借り主は初代米大統領ジョージ・ワシントン。未返却が分かり、旧ワシントン邸の管理団体が同じ版の古書を約100万円で調達したという。
 作家と大統領は、代理人を介して「約束」を守り、21世紀に新たな話題をまいた。
移ろう時は真相をうやむや(注6)にもするが、その逆で、歳月と書物への畏れがのぞく痛快な話である。(53)本の力を思う。
 図書館で背表紙をたどれば、知らないこと、していないことの多さが身にしみる。未知と未体験の海に見え隠れする若い日の夢や憧れ、果たすあてなき約束の数々。〈20年後、あなたは、やったことよりやらなかったことに(54)〉。トウェインの言はまぶしく、ほろ苦い。
(「朝日新聞」く天声人語〉2010年6月6日付)
(注1) 「トム^ソーヤ一の冒険」…マーク・卜ウェインの長編小説。1876年刊。
(注2) マ一ク・トウェイン…アメリカの小説家(1953-1910)。
(注3) お仕置き…子どもた罰を加えてしかること。
(注4) まんまと…うまく。
(注5) エール…声援。応援。
(注ら)うやむや…はっきりしないさま。

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