A
 会話が上手な人とはどんな人だろうか。話題や知識が豊富な人だろうカ、。確かにそういう人と話していると、知らなかった話や興味深い話が聞けて、話がうまいと思うことも多い。しかしそれは話すのが上手だということで、会話が上手だということではない。ただ一方的に自分の得意な分野やしたい話をしているだけという場合も多いのだ。
 私が会話が上手だと思う人は、誰と話していても話を広げていくのが上手な人だ。相手の関心のありそうな話題について、まず自分が話を始めてきっかけを作る。そして相手が話し出したら、それを広げていくような質問をする。このように相手が話しやすいように、うまく会話の流れを作り出していける人が、会話が上手な人だと思う。

B
 会話で大切なのは、まず相手の話をよく聞くことだ。まだ相手が話しているのに自分の話を始める人がいるが、これではうまく会話が続かない。
 しかし、それ以上に私が気になるのは、聞いているだけで何も話さない人だ。質問をしても「そうですね」と言うだけで次が続かない。こういう相手では、楽しく会話しょうとしても難しい。
 会話はお互いに話すことで成立するものだから、自分から話をしようとする態度が必要ではないか。たとえ、この話題については自分の話はしたくないと思っても、世の中や他の人のことなど、関連のある話で話をふくらませていくことはできる。自ら参加し、ともに会話を進めていこうとする姿勢が大切だ。

1。 (66)会話をする際の問題点として、AとBが指摘している点は何か。

2。 (67)会話をうまく進めていくために、AとBが共通して必要だと述べていることは何か。