漢字読み

1。 住む場所によって家賃には若干の違いがある。

2。 平静を装ってはいたが、内心は相当悔しかったに違いない。

3。 部屋に甘い香りが漂っている。

4。 私が一人暮らしをしたいと言ったら、父は渋い顔をした。

5。 しっかり勉強して来週の試験に臨みたい。

文脈規定

6。 新製品の開発について、部長に(  )を求めた。

7。 コビー用紙がなくなりかけたら、(  )しておいてください。

8。 宝石は金庫に(  )に保管されている。

9。 母は私が落ちこんでいる時、いつも(  )くれた。

10。 スケジュールを(  )して、旅行に行く計画を立てた。

11。 子供の教育については、家庭(  )に考え方が違う。

12。 パソコンを処分するときは、データを完全に(  )するようにしてください。

言い換え類義

13。 この製品はかさばるため、輸送費がかかる。

14。 このイベントの趣旨がよくわからない。

15。 むやみに知らない人に話しかけないほうがいい。

16。 社長は海外への進出を企てている

17。 スポーツ選手には、まず何よりもフェアな態度が求められる。

18。 ドアの外からかすかな声が聞こえた。

実践練習

19。 気味が悪い

20。 著しい

21。 当てはまる

22。 めど

23。 冴える

24。 ぐったり

文法形式の判断

25。 ミスをしたときは、すぐに誤りを認めて、素直に上司の指示を(  )。


26。 (サッカー場で)A: 「今日、みんな来てくれるかなあ?」B: 「どうかな。気温も低いし、来ない人もいる(  )?」


27。 せっかく声をかけてもらったのに、出席できず(  )。


28。 (会社で)
A: 「課長、どのぐらい遅れるって?」
B: 「娘さんが熱を出した(  )なんとかで、病院に連れて行くようなこと、言ってましたよ。」


29。 (試合後のインタビューで)
A: 「優勝おめでとうございます。今回優勝できたポイントはどのような点でしょうか。」
B: 「チームの結束があった(  )、この優勝を手にすることができたと思います。」


30。 才能のあるなし(  )、モチベーションを高く保ち続けることが成功のポイントだ。


31。 ダイエットをする上でどんなことに注意(  )、お話しいただけますか。


32。 夕方のタイムセールが始まる(  )、スーパーは買い物客でごった返している。


33。 この会社は、グローバル企業(  )、会議は英語で行われているという。


34。 (名刺を渡しながら)
山田: 「東京支店の山田と申します。このたび、鈴木様の担当を(  )。これからどうぞよろしくお願い申し上げます。」


文の組み立て

35。 この施設では、介護_ _  _ を目指しているという。


36。 幼い子どもが犠牲_ _  _で見るにつけ、胸が痛くなる。


37。 いくら建物が_ _  _ということにはならない。


38。 中学生の_ _  _、周りの大人がとやかく口を出すべきではない。


39。 ABC交通が安全より利益を優先させ、従業員に_ _  _、今回の悲惨な事故が起きたと見られている。


文章の文法
 年末が近づくと、通信教育の「ペン字講座」の広告が多くなる。年に一度、新年の挨拶ぐらいは自筆の文字で書こうという消費者の心理をついて、この時期に受講生を募集するのだ。広告には、美しい文字を書ければ、好印象」などといったフレーズが踊る。手書き文字が書いた人の印象を左右するというのは、経験上うなずけることだ。(41) 、タイプの文字は誰が書いても同じだから、メールの場合、本当に差出入が書いたものかも、茂密には分からない。改めて考えると、なかなか恐ろしい話だ。
 「ペン字講座」にしろ「習字教室」にしろ、商売として成り立つということは、手書き文字の上達を望む人は少なくないのだろう。(4 2) 、日常生活では、下手であるがゆえにタイプを利用するという表現もある。
 そう言う筆者も、日常の連絡ツールは(43一a)であり、(43一b)をするのは、メッセージカードに一言二言書くときくらいだ。そんな折、知人の計報(注1)に接し、ご家族に宛てた手紙を書く必要に人迫られた。縦書きが相応しいとは思いつつきれいに書く自信がなかったので、横書きの便せんを選んだ。それにもかかわらず、まっすぐに宇が並ばず、仮名と漢字のバランスも上手くとれない。 しかも、普段読めているはずのやさしい漢字すら(44)。パソコンや携帯電話では、仮名さえ入力すれば、漢字の候補を(45)。しかし、便利な機能に頼ってきたばかりに、手書きで書く力が衰えているのだ。
 情報の鮮度が求められ、レスポンスの速さが親密度を測る尺度と言われる今日、パソコンで行われる書類作成やメール機能の便利に意義を唱えるつもりはない。ただ、いざという時(注2)に恥ずかしくならないよう、日ごろからある程度のまとまった文を手書きする壁をつけておいたほうがよさそうだ。「隙こそものの上手なれ」である。
(注1) 計報 : 死去したという知らせ
(注2) いざという時 : 重大なこと、緊急にするべきことが起きたとき

(41)

(42)

(43)

(44)

(45)