漢字読み

1。 クリスマスが近づき、華やかなライトで街は賑わっていた。

2。 鈴木さんの音楽のオ能は父親譲りだ。

3。 これはわたしの名誉にかかわることだから、無視することはできない。

4。 このまちは、警察や市役所などの施設が整っている。

5。 いろいろな分野の本を読んで、視野を広げたい。

6。 問題の解決方法を模索した。

文脈規定

7。 彼は最近いらいらしていて(  )不安定のようだ。

8。 父は、経営の危機に(  )会社の立て直しを任された。

9。 外国語は、言葉の(  )の違いを習得するのが難しい。

10。 社会人になると、責任が私たちの(  )に重くのしかかってくる。

11。 8時間も停電したとは、(  )不便だったことだろう。

12。 彼は(  )人物で、怒ったところを見たことがない。

13。 なかなかいい案が浮かばず皆があきらめかけた時、直感が(  )。

言い換え類義

14。 兄のシャツは私にはだぶだぶだ

15。 彼は会議で、強硬に反対の姿勢を貫いた。

16。 お酒も適当にしないと、体に毒だ。

17。 みんながこの仕事をやりたがらないようだから、誰がやるかくじで決めた。

18。 事故現場にはおびただしい量の血が流れ、事故のすさましさを物語っていた。

19。 チームのみんなは「明日は必ず勝つぞ」と意気込んでいる。

実践練習

20。 こりる

21。 もって

22。 ヘきえき

23。 背く

24。 とっさに

25。 てっきり

文法形式の判断

26。 この記事はあまりにも事実とかけ離れていて、読むに(  )。


27。 その子は両親に、学校へ行きたくないと、涙(  )に訴えた。


28。 貯金があと少ししかないから、1円(  )無駄に使えない。


29。 今日は天気のいい日曜日(  )、遊園地はどこも親子連れでいっぱいだ。


30。 首相は多くの困難を(  )、政治改革を推し進めた。


31。 入学試験にすべて失敗(  )、ようやく勉強不足だったことに気がついた。


32。 周りが反対したところで、彼は(  )。


33。 妻が風邪で寝ついたので家事をしようと思ったが、慣れぬ(  )、何から手をつけていいのかさえわからない。


34。 注意すると、娘はすぐ、いやそうな顔をするが、私は娘のことを(  )、やかましく言っているのだ。


35。 子どもはただ、厳しくしつければいいというものではない。厳しく(  )、子どもの考えをよく聞いてやることが大切だ。


文の組み立て

36。 彼は、お前が _  _ _ にらみつけた。


37。 電車で騒いでいる _ _  _ お母さんたちを見て、腹立たしく思った。


38。 喫茶店でコーヒーを飲みながら、流れてくる _  _ _ 時間が好きだ。


39。 子どもが _ _  _ 軽々と持ち上げたのを見て、驚いた。


40。 お母さんが′心配しているから、 _ _  _ せめて週に一度は連絡したほうがいいですよ。


文章の文法
 オートバイの免許を取るための教習に「一本橋」というのがある。長さ十数メートル、幅三十センチくらいの構の上を、バランスを失って踏みはずすことなく渡りきらなければならない。
 まるでサーカスの綱渡りだ。( 41 )地上のはるか上にかかる橋ではなく、横にタイヤが落ちても安全な高さだから、ご安心を。
 ところで、この橋を渡りきるためのコツがいくつかある。スピードを出しすぎず、かといって緩めすぎず。足元を見ない、少し前のほうを見る。あまり遠くのほうを見すぎてもダメ。体に力を入れない、リラックスして。緊張しない、心を落ち着けて。
 これは「人生という橋」を安全に渡りきるコツにも通じる( 42 )ように思うのだが、どうか。
 たとえば「人生は急がずあわてず、しかしながら怠けず」というのは、私のモットーでもある。つまり「スピードを出しすぎず、かといって緩めすぎず」だ。
 「足元を見ない」というのは、現状を深刻に考えすぎて、悲観主義におちいらないように注意するということ。また過ぎたことをふり返って、クヨクヨ嘆かないということ。
 「あまり遠くのほうを見すぎない」は、先々のことを心配するのはやめようということ。( 43 )なるさで、楽観的にものごとを見る、ということ。
 しかし夢や希望を持つことは大切だ。それが( 44 )である。
 「体に力を入れない」は、がんばりすぎないということ。 
「リラックスして」とは、悠々と生きるということ。たしかにあわただしい世の中で気を揉むことも多いが、そこは( 45 )汲々(きゅうきゅう)と気を揉むのではなく、悠々と気を揉むこともできる。
 それが自分の体と心を上手にコントロールして、バランスよく生きてゆくコツのようである。急げば急ぐほど、踏みはずすことも多い。

(斎藤茂太『「感情のコントロール」「気持ちの整理」私の方法』新講社による)

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