漢字読み

1。 一度や二度の失敗で懲りるようではさだめだ。

2。 事故車がバスの行く手を遮っていた。

3。 仕送りの授業料が旅行代に化けてしまった。

4。 あの遊園地は乗り物が少なくて、全体的に貧弱な感じがする。

5。 同一犯なのか、盗みの手口が酷似している。

6。 最近は巧妙な手回の犯罪が増えている。

言い換え類義

7。 あの人の(  )つきから見て、スポーツ選手に間違いない。

8。 あの会社では毎年3月に定期(  )が行われる。

9。 大統領の(  )目的は、日本との漁業協定を結ぶことにあった。

10。 この布団はふわふわで、寝(  )がいい。

11。 いきなりバス路線が廃止され、住民たちの(  )をかった。

12。 名士が多いこの町は、立派な(  )玄関を構えている家が多い。

13。 娘はまだ幼稚園児だが、好奇(  )がとても旺盛だ。

文脈規定

14。 線路に転落した人を救った彼は、あたかも無関係の人のようにふるまった。

15。 ドラマ出演をきっかけに、5歳の少女が国民的な人気者になった。

16。 先輩に借金を頼むなんて、そんな厚かましいお願いはできない。

17。 雨ばかりのうっとうしい天気が続くと、気分まで暗くなる。

18。 気に入ったシャツだったが、何回も洗濯して色が少しおちた

19。 日本は外国産の米の輸入を抑制している

実践練習

20。 アンコール

21。 侮る

22。 うんざり

23。 いきがい

24。 エッセイ

25。 承る

文法形式の判断

26。 700人以上いる国会議員を減らし(  )という声がある。


27。 価格の値下げ合戦はごデフレを助長している(  )であろう。


28。 欧米で導入されているサマータイムは、アジアではまだ導入せ(  )国が多い。


29。 徳川幕府が永遠に鎖国政策をとり続けるなど不可能(  )。


30。 彼は文章を磨くために、夏目漱石の小説を読む(  )らしい。


31。 父親が演出家だったから、彼女は劇団に入った(  )。


32。 愛好家が増えて、江戸時代の浮世絵は高くなる(  )。


33。 (会社のオフィスで)
A「部長、展覧会のポスターを後ほど(  )。」
B「あ、そう。刷り上がったらすぐに見せて。」


34。 あの監督の新作映画は、絵巻物の(  )絢爛(けんらん)さだった。


35。 (動物園で)
A「バンダ見たさに、子どもたちが次から次へと(  )で、大変だったわね。」
B「いやあ、子どもだけじゃなく大人もたくさんいたよ。」


文の組み立て

36。 音声認識装置 _ _  _ のは難しい。


37。 旧ソ連が人工衛星の打ち上げに _ _  _ をもたらした。


38。 木炭が今生きている植物 _ _  _ 化石燃料である。


39。 ヒトゲノム計画の _ _  _ を解明することにある。


40。 ロボット言語とは _ _  _ プログラム言語である。


文章の文法
 給食を実施している小中学校などで米飯給食が広がっている。国公私立の99、9%が行い、回数も2007年度に全国平均で週3回となった。文部科学署ち先月の発表では、08年度はさらに週31回に増えている。
 第2次大戦後、コッペバンと脱脂粉乳を中心に始まった学校給食は、すっかり様相を変えた。改正された学校給食法が昨春施行され、給食の目的自体も、「栄養改善」から「食育」へ、やつと転換した。
 米飯給食が正式に登場したのは1976年だ。余ったコメを食べてほしいという狙いがあった。いまや日本の伝統的な食生活を学び、食材について考える絶好の教材(41)。
 米飯給食の週5回完全実施をしている学校は全国でまだ5%だ。そのなかで新潟県三条市は03年、米飯を原則にすることとし、08年からは月に1、2回あつたバンやめんもやめた。
 「子どもがご飯に飽きて食べ残しが増える」と心配する声もあった。だが食べ残しの量を調べると、今年度は03年度より小学校で88ポイント、中学校で92ポイント少なくなった。子どもたちも受け入れているのだろう。
「身土不二」という言葉がある。人間の体と土とは一体だという意味だ。明治時代に軍医の石塚左玄らが起こした「食養道運動」のスローガンに使われ、「自分の住む土地の四里(16キロ)四方以内でとれた旬のものを食べる」ことを理想とした。
 地元の魚や野菜を食べる「地産地消」に通じる考え方だ。給食でコメを(42‐a)にすれば、おかずも(42‐b)が増え、地元でとれる野菜や魚介類をより多く利用することにが増え、地元でとれる野菜や魚介類をより多く利用することにつながる。
 輸入食材ではなく身近なものを選べば、輸送時に排出される二酸化炭素の量を抑えようという「フードマイレージ」の考え方にもかなう。給食を地場農産物の利用などを学ぶ機会とするためにも、(43)以上に地場食材を使っていきたい。
 文科省は85年に米飯給食の実施の目標を「週3日程度」と決めた。それが達成されたことから、昨年からは「週3回以上」(44)。「週4回」とならなかったのは、「設備負担が増える」という自治体や「打撃を受ける」というパン業界からの反対が強かったためだ。
 地産地消を考えるなら、米粉を使ったバンを導入するなど、工夫の余地もまだあるだろう。
 1人当たりのコメ消費量は、昨年度59キロである。消費が最も多かった半世紀近く前の半分だ。食料自給率も65年度の73%から昨年度は41%になった。loo%を超える米仏などとは対照的に、先進国の中では最低水準だ。
 コメ離れに苦しむ農家や食料自給率のことを(45)、食育である。

(「朝日新聞」2010年2月15日付)

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