日本は世界でも数少ない農産物輸入国であり、先進国の中でも特に食料自給率が低い。日本が国際協調の立場から諸外国の農産物を積極的に輸入しなければならないのは当然である。 しかし、地球環境の悪化や異常気象による不作、国際情勢の急激な変化などによって、農産物の輸入量が急に減った場合を考えると、輸入に依存した現状には不安が残る。特に、小麦をはじめとした主要穀物や肉類な どは、食料安全保障の立場から農産物の自給体制を確立する必要がある。

1。 23「問」 筆者は、食料自給率についてどのように述べているか。