核家族化の進行により家族の概念が変わっている。何世代もが同じ空間で生活していた昔は、家族の一員の具合が悪くなったり、悩みを持っていたりした場合、その問題に対して共に対処していくことができていた。
 今は遠く離れて生活をしているせいで、親の病気や心労にたいして即時の対応が困難になってしまった。家族は互いの方になれず、信頼関係も薄れていく。仕方がないと思うのではなく、家族の関係性の回復に関する深い考察が必要な時が来たのである。

1。 問6:筆者が家族について一番言いたいことは何か。