ニホンザルは、時として数百頭(注1)の群れで生活する。彼らは、よく声を出す。それは互いの所在を確認するためのものであって、何も高度な話をしているわけではない。このようなコミュニケーションは最近の若者がケータイでやり取りするのとよく似ている。中身はたいしたことではなく、ただケータイを手に持ち、メールのやり取りをし、仲間であることを確かめているだけだ。なので、ケータイがないと不安になってしまう。「ケータイの普及は、一見(注2)人類の発展に貢献したかのようにみえるが、むしろ人間を昔に戻しているのではないだろうか?」
(注1)~頭:動物を数える単位
(注2)一見:しっかりではなく、ちょっと見たところ

1。 問題3 筆者がもっとも言いたいことは