会社とは人を使うための道具です。人は利用した方がいいのです。つまり、会社という組織を使って他人の能力を利用するべきなのです。他人を利用するというのは部下に限った話ではありません。上司や同僚、取引先の人、友人などあらゆる他人を最大限に活用すべきなのです。ただし、他人の力を利用すると言っても、人をこき使う(注1)ということではありません。むしろ使われる人たちのためになるような、相乗効果(注2)のある活用の仕方をしなければ継続して関係を保つことはできず、お互い不幸になるだけです。
(注1)こき使う:一人の人間としてではなく、機械のように激しく使う
(注2)相乗効果:お互いの影響で両方がより得をすること。