漢字読み

1。 この民族衣装には、細かいししゅうが施されている。

2。 食物アレルギーがあるので、そばを食べることができない。

3。 この書類の2枚目と3枚目に署名してください。

4。 彼女は宗教心が厚く、神棚を毎日拝んでいる。

5。 地球上には不思議な現象がたくさんある。

漢字読み

6。 ケーキの作り方を教えてもらったので、さっそく作ってみた。

7。 サッカ で新人選手のラフプレーに対し、審判をがけいこく与えた。

8。 住宅街にあった工場がいてんして、周辺住民は喜んでいる。

9。 先生にいつもさからうような子どもだったが、 立派な社長になった。

10。 海外支店をのぞくすべての販売店でバーゲンセールが始まった。

文脈規定

11。 4月から新 1 年生のクラスを(  )持つととになった。

12。 海が荒れてきたので、小型の船が港に引き(  )。

13。 工事の終了は、(  )段階では7月だと予想している。

14。 車が通れない道に駐車場があるのは(  )自然だ。

15。 彼女は小さいころから資任(  )が人一倍強かった。

文脈規定

16。 あのしストランはピアノの生(  )があるので客が多い。

17。 あの会社が新人を採用する(  )は、とにかくやる気だぞうだ。

18。 歩道上に自転車が止められていて、通行人がて(  )している。

19。 津波が予想されるので、 安全な場所に(  )ください。

20。 中華なべはいろいろな料理に(  )できるので便利だ。

21。 お年寄りが多くなり、(  )の競技人口が増えている。

22。 来月、フランス大統領がインドを(  )するらしい。

言い換え類義

23。 やる気のない選手たちに、監督は失望していた。

24。 彼は試会に出られなかったが、レギュラーと同格の扱いだった。

25。 小学校の道徳の時間に、子どもたちが活発に発言していた。

26。 留学生のパーティ一はうちとけた雰囲気だった。

27。 時間は十分にあるので、ゆっくり見学してください。

実践練習

28。 でたらめ

29。 夢中

30。 とにかく

31。 のんき

32。 街角

文法形式の判断

33。 この絵本は子ども(  )なので、話の内容があたたかい。


34。 お酒に強い娘は、ビール(  )ウォッカまで飲む。


35。 この果物は寒い地方に(  )育てることができない。


36。 景気がよくなると(  )、正確な予測はできない。


37。 父は最近運動不足の(  )、おなかが出てきた。


38。 これらの彫刻はまるで鉄で作られた(  )。


39。 社長、そのかばんはわたくしが(  )。


40。 このビールはアルコール分が%に(  )数本は飲めるだろう。


41。 富士山(  )形の美しい山はそんなに(  )。


42。 マラソンを走り(  )、みんなの声援のおかげだ。


43。 この仕事は年齢、性別に(  )、私に向いていない。


44。 さすがに大都会(  )いろいろな国の人々が住んでいる。


文の組み立て

45。 学校の_ _  _増やせない。


46。 何か_ _  _じゃないか。


47。 時代の_ _  _も変わる。


48。 8時間の_ _  _ことができた。


49。 彼は_ _  _まい。


文章の文法
 亡くなったつかこうへいさん(注1)が在日韓国人だったのはよく知られていた。本名はキムさんという。平仮名のペンネームを使っていることに、同じ在日の人からよく「祖国の名誉にかけて本名を名乗る(50)と手紙をもらったそうだ。
 平仮名は、漢字の読めない母親のためだった。つかさんが小学生のころ、母親が「小学校に通って字を習いたい」と言いだした。「恥ずかしいから来ないでくれ」と反対した。その償いを一生かけて(51)と、20年前の『娘に語る祖国』(光文社)で打ち明けている。
 「いつか公平」の(52-a)を込めたというその(52-b)は、わが学生時代、まばゆい(注2)光を放っていた。出世作の『熱海殺人事件』から『蒲田行進曲』へと(52-c)を連発した「つかブーム」のころだ。劇作家として演出家として、才気走って脂がのりきっていた。
 ときに過激な発言を放ったのは、通り一遍(注3)の礼儀の「噓」を暴くためでもあったろう。善意にも毒は潜み、悪意の中にも優しい花は咲く。どちらが信じられるのかを、作品を介して人に(53)。
 「芝居をやっていて、幕を下ろすほど難しいことはない」と言っていた。この複雑な時代、観客を納得させるエンディング(注4)など、そうあるわけではないからだ。芝居に人生を重ねてのことか、病の床で死後公開の遺言をつづっていた。
 遺言は、日韓のはざまの対馬海峡で、娘に散骨してもらおうと思っていると結ばれていた。美しい終幕だが、62歳での他界をファンは納得したくあるまい。やはり、少し(54)。

(「朗日新聞』沃声人語〉2010年7月14日付)


(注1)つかこうへい:劇作家、演出家、作家(1948-2010)。
(注2)まばゆい:まぶしい。
(注3)通り一遍:形式はととのっているが心がこもっていないこと。
(注4)エンディング:結末

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