レコードとCD


 30年ほど前の日本語の初級教科書では、生活で使われる(19)、カメラ、ステレオ、レコード、テレビ、ラジオ、冷蔵庫などの言葉がよく取り上げられていた。この6つのうち、今日の生活からほとんど消えてしまったものがある。(20)レコードである。
 レコードを聞くには針が必要で、いい針だといい音で聴けるといわれていたので、高かったがいい針を買った記憶がある。レコードは直径が30センチもあるため、置く場所が必要で、屋の一部がレュードにた取られてしまった。(21)、レコードには表と裏があり、表をA面、裏をB面と呼び、反対の面を聞く時にはひっくり返さなければならなかった。
 今、日本語の教科書に「レコード」という言葉はない。1994年に出版された日本語の初級教科書には、(22)「CD」 という言葉が入っている。
 CDを初めて見た人が、「A面とB面はないのかい」と聞くと、聞かれた人が「はい、CDですから」と答える笑い話がある。小さくて軽い、場所をとらないCDは、狭い部屋で生活する私にとっては(23)ものだ。

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おひとり様


 「一人旅」、「一人暮らし」、「一人住まい」の「一人」という言葉には何となく「寂しい」という(ひび)きが(19)。しかし、今、日本の社会は一人で行動する「おひとり様」が流行しているのだ。しているのだ。(20)、「おひとり様の海外ツアー」、「おひとり様のカラオケ」、「おひとり様の焼き肉」、「おひとり様の鍋」などである。これまで大勢でしてきたことが一人でもできるような社会になってきたのである。最近では、家族で楽しむおせち料理という(21)と異なる「おひとり様用おせち」もさまざまに商品化され、利用者も増えているようだ。
 大家族から核家族へ変化した日本社会は、さらに核家族から個人へと変化しているよう
である。しかし、「おひとり様」には決して「一人=寂しい」というイメージはなく、反対に「気楽な」というプラスのイメージがあるようで、正月の準備でにぎやかな年末の時期(22)おせち料理を買う人たちの顔も明るい。「おひとり様」とは、自分から進んで「気楽さ」を求める人たちの(23)。

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 「社員食堂」というのは会社が社員のために作った食堂だ。会社の近くに食事をする場所が少ない(19)店の時間と社員の仕事の時間が合わない(19)いう理由で社員が食事できなくなってしまうことがないように、会社は社具のために社員食堂を作っている。だから、その会社の社員(20)利用することができないことが多い。しかし、最近はいろいろな社員食営ができて、人気になっている。
 A社の社員食堂は、インターネットで予約をすると、社員(21)だれでも利用できる。普通の社員食堂では注文した料理を自分で運ぶことが多い。しかし、このA社の社員食堂は、料理を運んでくれるし、レストランと同じサービスが(22)。そして、値段はとても安い。だから、 予約はすぐにいっぱいになってしまうそうだ。
 また、B社の社員食堂は、ビルの20階にあって、景色がとてもいい。B社は社員が5千人もいて外国とも仕事をしているので、社員食堂は24時間開いている。そのうち午後5時から午後9時までなら、だれでも自由に利用できる。20階からの夜の景色に人気があるそうだ。
 このような、社員以外の人も入れる社由食堂が、もっと[(23)と思う。

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働く女性のためのセミナー


今度の日曜日に、働く女性を応援するためのセミナー、「ジョブ・セミナー 働く女性の新しい生き方」の第1回目の講座が、駅前の市民ホールで行われる予定です。現代の働く女性には、会社員、母、妻、娘など、いろいろな役割があり、いそがしい人が増えています。しかし以前よりいそがしくなった(19-a)、手伝ってくれる人がいないのが(19-b)。このセミナーでは、さきまざまな業界で活躍きれている女性が座師となり、全5回の予定で、( 20 )女性の生き方、上手な働き方を参加者とともに考えていきます。ただ講演を開く( 21 )、質問をしたり、意見を言える方を募集します。
 第1回目の講師は、会社を経営する森川花子さんです。「仕事を持つ女性の時間の使い方」をテーマにセミナーを行います。講演のあとに、講師と参加者の方々が交流することができるパーティーもあります。
 第2回目( 22 )講師の予定など、その他の内容については、市民ホールのホームページで公開しています。参加をご希望の方は、市民ホール事務所まで直接電話でお申し込みください。みなさまのご参加を( 23 )。

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新しいスタイルの雑誌


 海外からやってきて、日本に住む人々の生活を紹介する雑誌、「Japanライフスタイル」が全国の書店で発売されました。
これまで、新聞や雑誌などで、日本で生活する留学生たちや、日本で仕事をする外国の人々について簡単に紹介されることはありましたが、生活そのものをテーマとした雑誌が発行されるのは( 19 )ことです。
 表紙のデザインも明るく、楽しそうな雑誌です。たくさんのカラフルな写真やイラストを使って、彼らの生活の様子を生き生きと紹介しています。
 この雑誌は、毎月ではなく季刊、( 20 )春、夏、秋、冬と、1年に4回発行される予定です。これまでは、インターネットで予約した読者に対し、通信販売のみを行ってきましたが、予想以上に売れ行きがよかったので、書店で売ることになった( 21 )。
 この雑誌を発売する出版社は、「この雑誌( 22 )、外国人たちがなやみや楽しみを、おたがいに聞いたり教えあったりして、彼らの日本での生活が少しでもよいものになればと思う。」 と話しています。 日本全国で行われる日本人との交流に関する情報も、( 23 )。

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