(3)
 ある言葉の特性を考える場合、他の言語と比較するのが早道です。日本語も日本語そのものを分析しているだけでは、日本語の本当の姿は見えてきません。日本語と英語を比較して、はじめて明らかになる特性もあります。これは文法面に限らず、音声でも言語活動の面でも同じような比較ができます。このように二つの言語を比較研究することを「対照言語研究」と言います。これによって、二つの言語の共通点の特性もわかるようになります。

(高見澤丘「新・はじめての日本語教育1」askによる)

1。 (3) 「対照言語研究」の目的は何か。