先日、同窓会がありました。その時に、何人かが「特に何もしていないのにあっという間に1年が過ぎてしまう」と言っていました。たしかに年を取るにつれて1年がたつのが速くなってくるような気がします。子どものころ、小学校の6年間はとても長く感じました。でも、最近の6年はとても速く過ぎまってしまったように思います。
①時間というのは不思議なものです。同じ1時間でも1日でも、また1年でも、長く感じることもあればとても短く感じることもあるのですから。
以前、こんな記事を読んだことがあります。50歳の人にとっての1年は人生の50分の1、でも5歳の子どもにとっての1年は人生の5分の1、だから同じ1年でも50歳の人は短く感じ、5歳の子どもは長く感じるのだと。これは②ジャニーの法則というんだそうですが、これを読んだ時、なるほどと納得できる気がしました。でも、もう少しよく考えてみたら、これでは説明ができないことがい
ろいろあることに気がつきました。
たとえば、同じ1時間の授業を受けていても、「早く終わらないかな、長いなあ」と感じる時と、「え、もう終わり、早いな」と感じる時があります。つまらない時は、時間を長く感じ、楽しい時は、とても短く感じるのです。では、年を取ると時間が過ぎるのを速く感じるのは楽しいからでしょうか。③そういうわけでもないようです。
また、子どもの時は、初めて経験することや感動することがたくさんあり、多くの発見をしますが、年を取るにつれて新しい発見や経験をすることは少なくなり、感動することもあまりなくなってしまいます。このことが時間の過ぎる速さの感じ方と関係があるという意見もあります。同じ1年でも心に残ることがたくきんあると長く感じもということなら、これも納得できるような気がしました。