(2)
18歳から24歳までの学生に「学校に通う意義(注1)」について調査し、日本、アメリカ、韓国、イギリス、フランス5か国の比較をしたデータがある。
 それによると、日本は「友達との友情をはぐくむ(注2)」と考える人が66%で、他国に比べ圧倒的に高い。一番低いのはフランスで、16%。また、「自由な時間を楽しむ」についても日本が33%で5か国中最高、一番低いのはこれもまたフランスで、11%である。
 一方、日本で「職業的技能を身につける」と考える人は30%、5か国中最も低い。ただこの点はどの国もあまり高くなく、一番高いイギリスでも45%だ。また、「一般的・基本的知識を身につける」についてはアメリカが最も高く79%、イギリスもフランスも65%ぐらいである。この項目は、日本は56%で、韓国が一番低く45%だ。
 また、「先生の人情や生き方から学ぶ」という項目で、一番高いのはアメリカの46%、一番低いのはフランスの16%、日本は27%だった。

参考:「第8 回世界青年意識講査] (平成21年 3 月内閣府)

(注1) 意義 : その事が持つ意味 学校に通う意義 : 学校は何をする所だと考えて通うか
(注2) はぐくむ : 大事に養って育てる

1。 (31) この調査によると、日本では学校についてどう考えている学生が多いか。

2。 (32) この調査結果について、本文と合っているものはどれか。

3。 (33) この文章について、正しいものはどれか。