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下の文章は、留学生が書いた作文です。
ちょっと変なメール
ショウ エマ
私は、日本語の小説やエッセイを読むのが好きです。 最近読んだのは、小きい女の子(19)家をはなれてしんせきの家に何か月も泊まりに行くという話でした。その女の子はまだ字が書けないので、葉書に大きなマル
(注1)を大いて末に元気だということを知らせました。あまり元気じゃなかったらマルが小さくなり、病気になってしまったらマルではなくバツ
(注2)になります。
私はその物語が (20)、自分でもやってみようと思いました。 両親にはいつもメールを出しているので、葉書ではなくメールにしました。文字の代わりに大きいマルだけが一つある、ちょっと変なメールです。(21)両親には意味を伝えていません。そのほうがおもしろいですから。出した後、お父さんとお母さんはどう思うだろう、意味がわからないって言って電話がかかってくる(22)、などといろいろ考えていました。
母から返信が来たのは次の日です。それは、文字がなく、ただ大きい二重
(注3)マルが一つあるメールでした。 私は笑ってしまって、ああ、両親は意味がわかったんだな、国が違ってもこういうことってわかるものなんだ、と感心しました。
その返事はまだ出していませんが、三重マルにしようかと今えている(23)。
(注1) マル :〇
(注2) パッツ: x
(注3) 二宣マル :◎