(4番)
最近、ちょっとしたことで怒る子どもが増えている。先日も、いつもはまじめに勉強していた子が突然友だちをナイフで刺すという事件が起こった。子どもが事件を起こすたびに、その原因についでて教育の専門家がいろいろな意見を言う。しかし、①そのような行動の原因の一つが毎日の食事にあるということを忘れてはいびない。例えば、子どもたちが好きなジュースや菓子などの甘いものは、とりすぎるといらいらしたり怒りっぽくなったりすることがわかっている。しかし、「何を食べるか」よりもっと大切なのは、「どのように食べるか」である。今の子どもたちは、ー日三回の規則正しい食事ができないことが多い。例えば、学校から帰ってラーメンや菓子を食べてから、すぐ塾へ行って勉強をする。家に戻って遅い時間に食事をして、朝食は食べない。②こんな食事のし方を続けていると、夜眠れなくなったり、胃腸の調子が悪くなったりして、その結果、心も不安定になる。食事は、栄養に気を付ければそれでいい、というものではない。成長期の子どもを持つ親は、彼らの心の健康のために、食事の習慣についてもっと注意することが必要だ。