(3番)
昔からずっと「青いパラは作ることができない」と言われてきました。バラにはもともと青い色を作るカがありません。それで英語の「blue rose(注)」という言葉には「不可能」という意味があります。
その①「不可能な花」を作ろうと研究を始めた人たちがいました。その人たらが考えたのは、パラ自身に青い色を作るカがないのだから、②ほかの青い花からその力を借りるという方法です。しかし、どの種類のパラでもいいというわけではありません。たくさんあるパラの書類の中から、ほかの花のを自分の力に変えられるものを探しました。そのようなパラはなかなか見つかりませんでしたが、研究を始めてから14年後についに見つかったのです。こうして青いバラが生まれました。青いバラの花言葉は「普通では考えられないことが起きる」という意味の③「奇跡」です。
(注)blue rose:青いパラ