インターネットでの評価


 インターネットという言葉が知られるようになって長い年月がたった。
 毎日、E メールを送受信し、また、何かについて調べたいとき、まずネット(注1)で調べてみるという人も多くなった。
 それに、調べるだけではなく、 自ら情報を発信しようとい人もいて、ネット上の掲示板(注2)やブログ(注3)いは常に多くの情報があふれている。
 そこに目をつけたのが、いろいろな企業である。各企業は、自分の会社の製品やサービスについて、それを使っている人がどう思っているか、( ② )消費者が自分の会社の商品をよいと思っているか、改善点はないか、などの情報をネット上の声を通じて得ようとしている。
 インターネット検索は、キーワードや製品名を入力すれば、それを含む情報をたくさん見つけることができて、便利である。
しかし、そのキーワードによっては、情報が多すぎて、それを全部調べるのは大変である。
 そこで、企業にとって役に立つ情報を選び出し、提供できるようなソフトヴェアが開発された。その中には、ある製品が「よい」と評価されているか「わるい」と評価されているか分けて知らせることもある。
 例えば、「いい」「すばらしい」などの言葉があればよいほうのグループへ、 「わるい」、 「ひどい」などの言葉があれば、わるいほうのグループに分けるようなシステムだ。けれども、問題もある。たとえば、「~はよいが、~はわるい」という情報があった場合 、それは「よい」のか、「わるい」のか、分けるのは 難しい。
 結局、人の発した言葉を機械的にソフトで分類するためには、まだまだ多くの問題 解決していかなければならない。
(注 1) ネット : インターネットの略です。
(注 2) 掲示板: 電子掲示板システムの略。さまざまな話題について自由に意見を書きこめるものです。
(注 3) ブログ : ウエブログの略。個人の日記のようなものです。

1。 (31) 企業はインターネットを通じて、何をしようと考えているか。

2。 (32) 文章中の( ② )に入る言葉はどれか。

3。 (33)文章の内容として合うものはどれか。