経済の現場では、いよいよ人間が物として扱われるようになってきた。 生産から消費まで、そこでは商品が中心に据えをられていて、人間は脇へ追いやられてしまっている。そこを貫くのは効率最優先の思想である。第3次産業の発達した社会では、人間の感情や頭脳でさえ商品として扱われ、人間は商品が利益を産むための、使い給ての装置に過ぎない。そこでは人間の活動はすべて統制されていて、規制から外れた者は粗悪品として社会の外へ排除きれるのである。

1。 8「問」文章の内容と合っているものはどれか。