浮世絵(注1)を家族や友だちへのおみやげにえらぶ外国人は多い。その理由は、さまざまである。色が明るくてきれいなこと、軽くて持ち運びやすいことなどである。富士山やさくらの花など、日本らしい絵が多いのも、理由の一つと考えられる。今も昔と同じ技術で、一枚一枚、ていねいに作られている。
 実は、今から140年以上前にも浮世絵はおみやげとしてえらばれていたちらしい。当時、日本に来ていた外国人たちは、初めて見た浮世絵を国へ持って帰ったようだ。小さな島国の浮世絵はめずらしく、大切にされた。その時代に活躍していた世界の有名な画家(注2)たちも、浮世絵を見て、大変如区したそうだ。そして時がすぎ、近年、彼らが持ち帰った浮世絵が、きれいな状態のまま外国で発見されている。それらが美術館ではなく、普通の家庭に飾られているというのであるから、おどろいてしまう
(注1) 浮世絵 : 江戸時代にかかれた維。有名人な人や景色などがかかれている
(注2) 画家 : 絵をかく人

1。 【間】「おどろいてしまう」とあるが、その理由は何か。