ある調査によると、朝ご飯と明ご飯を一人で食べていると答えた小、中学生は、12.4%もいたらしい。家族がいながら一人で食事をすることは「孤食」と呼ばれているが、どうして孤食となってしまう子どもが増えているのだろうか。
 両親が人とも働いている場合、食事の時間が合わない。子どもと一緒に食べるためだけに、仕事の時間を変えることができないのである。また、学校が終わってから、学習塾(注)に通う子どもは、そこで食事をすませるか、夜遅く帰ってからということになる。家にいても、自分の部屋に食事を持っていき、テレビゲームやパソコンをしながら食べることもあるらしい。
 孤食はだれからも注意されないので、好きなものだけを食べていればよい。お菓子だけでもいいのだ。この問題は、今の社会生活や親子関係が深く関わっていると考えられる。
(注) 学者塾 : 学校ではないが、予習、復習や試験のための勉強をするところ

1。 「間」 孤食となる子どもが増えている原因として、まちがっているものをえらべ。