電車を待っているとき、飲み物の自動販売機を見ていた。自動販売機にはアルミ缶やペットボトルに入ったジュースやお茶や水などが並んでいるが、その容器の形は、どれも円筒形である。これはなぜだろう。

容器の容積が同じで形が異なる容器を比べると、最も表面積が小さい形は球形であり、円筒形はその次である。表面積が小さいほど使われるアルミやプラスティックの量は少なくてすむ。この点では、液体を入れる容器には球形が最も適しているはずだ。しかし、球形は、並べておくにも運搬する(注)にも扱いやすい形ではない。それで、球形の次に表面積が小さい円筒形が使われるということなのかもしれない。
(注)運搬うんぱんする:運ぶ

1。 (6)円筒形が使われるのはなぜだと筆者は言っているか。