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 本来、どんなことについても、他人との比較は不要です。比較するのは他人ではなく、きのうの自分、おとといの自分なのです。そこには誰でも勝ち目があります。ふつうは、努力しつづければ、きのうの自分よりは、すこしだけ前に進むことができるからです。―方、自分より圧倒的に運動能力が高い人とか、生まれつき音楽のセンスがいい人に勝つのは、残念ながら極めて難しいことです。

1。 (56)他人との比較は不要とあるが、それはなぜか。