省エネバーナー
エネルギー問題について関心が高まっていますが、水だけで火を起こすバーナーがイギリスで開発されました。実用化されれば、かなりの省エネが期待できる[50]、業界の注目を集めています。
この開発は、ヨーロッパ諸国のクリーンエネルギープロジェクトの一つとして行われました。水を電気分解して発生させた、水素と酸素を燃料として炎を起こします。これまでも電気分解によって炎を起こすことはできましたが、強い炎が起こせる(51)。しかし、今回の開発ではこの問題をクリアし、ガスバーナーでも使えるような炎を起こすことに成功しました。
今までのガスバーナーは、プロパンガスなどのボンベを接続して使用していました。(52)、ガスが漏れて中毒を起こしたり、引火して爆発事故が起きたりする心配がありました。しかし、水から作られる炎にはそれらの(53-A)はありません。燃料にガスを使わないので、ガスボンベを交換する込要もなくなり、ガスボンベを置いておく倉庫代や輸送費なども減らすことができるようになります。燃料の(53-B)そのものは、もちろん大きく減少して、これまでの5%ほどの費用で済むそうです。実用化が進めば、かなりの需要に(54)。