A市からのお知らせ
5月のイベント情報
オープンガーデン:自慢の庭を公開(注1)します。
毎年5月に行われるオープンガーデン(個人の家の庭を自凼に訪問できるイベント)が、今年も5月15日(土)、16日(日)に開かれます。
今年は全部で40の家庭が、このイベントに参加します。ぜひ自由に訪ねて、すてきな庭をお楽しみください。各家庭の皆さんが、自慢の庭でお迎えします。
公開日時:5月15日(土),16日(日)9 : 00〜17 : 00
※予約は必要ありません。
場所:40の庭がすぐわかる地図「オープンガーデンマップ」は、市役所、公民館にあります。無料。
注意:犬を連れた方は中に入れません。外からご覧ください。
雨の場合も、すべての家で行います。
問い合わせ:市役所環境課(電話〇〇ー〇〇〇)まで
※ただし、電話で庭の場所をご案内することはできません。上記「オープンガーデンマップ」をご利用ください。
(注1)公開する:だれでも自由に利用できる。
今の子どもは大人になったらどんな仕事をしたいのだろうか。また、なぜその仕事がしたいのだろうか。今年の春、小学校に入学する児童を対象に行われた「将来、就きたい職業」についての調査結果を見てみた。
男子は1位がスポーツ選手、2位は警察官、3位は運転手・運転士。女子は1位がパン・ケーキ・お菓子屋、2位は花屋、3位は芸能人(注)・タレントである。男子の「スポーツ選手」は30.1%、女子のパン・ケーキ・お菓子屋は29.6%。男子も女子も、1位は12年間変わらないそうである。
一方、親が就かせたい職業を見ると、男子は1位が公務員、2位はスポーツ選手、3位は医師である。女子は1位が看護師、2位は公務員、3位はパン・ケーキ・お菓子屋である。( )、就きたい職業には親の希望もやや影響していると考えられる。
(株式会社クラレのホームページより「クラレアンケート」参照、2010年7月 http://www.kuraray.co.jp/enquete/)
(注)芸能人:テレビやラジオの番組に出て仕事をする人たち
結婚して妻と一緒に住み始めたころ、こんなことがあった。閉めたと思ったトイレや部屋のドアが、しばらくして見ると、開いているのだ。①おかしいなあと思いながら、もう一度閉めておいても、少したっと、また開いている。妻にドアのことを尋ねてみると、「もちろん、そこを使っていない時は、開けておくわよ。」と言うので、②びっくり。犯人は妻だったのだ。
父親の仕事の都合で外国生活が長かった妻は、ドアはいっも開けておくようにと言われて育ったそうだ。私はずっと「ドアは必ず閉めなさい。」と注意されてきたので、その違いに驚いてしまった。しかし、言われてみれば確かに、外国の映画やテレビドラマでは、トイレや部屋のドアが開けたままになっていることが多かった。
結婚は、育ち方も習慣も違う二人が一緒に生活を始めるのだから、最初は違いに驚くことが多いだろう。しかし、それも長く一緒に生活していると、ほとんど気にならなくなってくる。
あれから20年。今では、私の家のドアは、すべて開けたままになっている。
水や草の葉をお年寄りに集めてもらい、商品として売ることを考えた町がある。日本料理の店ではさしみなどに、緑や赤、黄色のきれいな葉を飾りとして付けるが、都会の店では、このような葉がなかなか手に入らなかった。それを知ったある田舎の町の役所の人が、町の85%もある森林の葉を商品として売ることを思いついた。これが、大成功。葉はいくらでもあるし、軽くて簡単に集められる。お年寄りが多い①この町にぴったりの仕事だったのだ。
お年寄りは皆、町が貸し出したパソコンを使い、多くの注文の中からやりたいものを選んで、必要な量を集める。採った葉はすぐお金になるので、暇があれば山に入る。皆、頭や体を使うようになり、「忙しくて病気になる暇がない。」と笑っている。そして、本当に町では、②病院に通う人が減ったのだそうだ。この仕事のおかげで、元気で過ごせるお年寄りも多いののだろう。
③この町のことは次第に有名になり、今では映画にもなっている。
スポーツクラブは運動するために行くところだ。しかし、私の母にとっては、それ以上の場所であった。
85歳になる母は、今、スポーツクラブに通っている。実は、母は半年前に転んで腕を骨折し、それ以来すっかり元気をなくしてしまっていた。食欲が落ち、体重も減った。骨折は3週間で治ったが、腕を動かす訓練のための病院へはあまり行きたがらなかった
ところが、そんな母がある日、友達に誘われて近くのスポーツクラブに通い始めた。すると、たった一ヶ月で全く違う人のように元気になったのだ。病院でもスポーツクラブでも、無理をせずにできるトレーニングを一人一人に考えてくれる。しかし、元気な若い人たちと同じ場所で運動したり、同じくらいの年の仲間と一緒に頑張ったりすることは、スポーツクラブだからできたのである。そして、それが母の生きる力を引き出してくれたのだろう。
スポーツクラブは運動するだけの場所ではない。それ以上の価値があるのだ。私は、今、母の通うスポーツクラブに心から感謝している。
子供のころ、両親や祖父母からお年玉をもらうことは、お正月の楽しみの一っだった。もらったお金で漫画やゲームなどを買うこともあったが、貯金をすることのほうが多かった。
今から20年以上も前になるが、中学2年のとき、お年玉で前から欲しいと思っていたラジカセを買うことにした。その年のお年玉だけでは足りなかったので、貯金をおろさなければならなかった。そのラジカセで、勉強するときも寝るときも、毎日大好きな歌手の歌を聞いていた。ラジカセは、①いつもわたしのそばにあった。しかし、高校の入学祝いにCDプレーや一をもらうと、ラジカセは使わなくなってしまった。
そのラジカセは、誰にも使われないまま、10年以上わたしの部屋にあった。ラジカセを見ると、いっも母は、「これは②必要のない買い物だったね。もうちょっと待っていたら、CDプレーヤーをもらえたんだから。」と言って笑っていた。しかし、私はそうは思わない。自分がそのときに本当に欲しい物を買ったのだから、いい買い物をしたと、今でも思っている。
私にとって、中学校でのサッカー部の思い出は忘れられないものになった。中でも、コーチの山下先生は、私の人生に最も影響を与えてくれた人だ。
山下先生はとにかく厳しかった。朝からグラウンドを何周も走らされ、チームの誰かがミスをすれば全員が叱られた。力を抜くことは決して許されなかった。その辛さに耐えられず、2年生になる前にサッカー部を辞めようと思った。ところが、2年生になっても①辞めることはなかった。少しずつ自分が成長している実感があり、また、試合に勝った時やゴールを決めた時の喜びを感じ始めていたからだ。
時には調子が悪くなって、悩む時間もあった。そんな時でも、山下先生は試合のメンバーから私を外さず、いつも励ましてくださった。また、チームの仲間が支えてくれた。
山下先生との出会いを通して、努力をする大切さや人を思いやる(注)大切さを学んだ。この二つは、教師になった今も、常に心にとめていることだ。
(注)思いやる:その人の気持ちになって考える
現在、「朝読」が多くの小中高校で行われている。「朝読」とは朝の読書運動のことで、授業前の10分前、先生と生徒たちが自分の好きな本を読み、それから授業を始めるものである。1988年に千葉県の高校で始まったのが最初だ。今は、読書の習慣をつけたり、読む力をつけたりするためにすることが多いが、もともとは、遅刻や欠席が多かったので、生徒たちが落ち着いて一日を始められるようにと、考えられたそうだ。
「朝読」では、生徒たちは4つのルールを守るように指示される。「毎日やる」「みんなでやる」「好きな本でよい」「ただ読むだけ」である。
この「朝読」には①いろいろな効果がある。本を読むスピードが上がること、本が読めない子が読めるようになること、などだ。それだけでなく、生徒の態度や心の状態にもいい変化が見られるようだ。遅刻が減って授業にスムーズに入れるようになったこと、生徒が急に怒り出したり教室を出ていったりすることが減っていること、などが報告されている。
子どもの習い事として人気の高い「書道」ですが、これはただの「字を上手に書く練習」ではありません。
書道をやると、まず集中力が身につきます。一度墨(注1)で紙に書いてしまったら、えんぴつで書くときのように消しゴムで消すことはできません。そのため、書く前に心を落ち着かせ、字の形や筆(注2)の動かし方を頭の中に思い浮かべます。①その書き方に沿って字を書くので、自然に紙や手に心が集中するのです。
それから、②道具をあつかう力が身につきます。筆や墨は、正しく持って上手に使わないと、服を汚したりします。子どもたちは、道具の正しいあつかい方には意味があると学ぶのです。また、自分の道具を自分で準備したり片づけたりするのも大事な勉強です。
このように、書道によって、字が上手になるだけでなく、人生に必要な基礎の力をつけることができます。子どもに書道を学んでほしいと考える親は、今後もいなくなることはないでしょう。
(注1)墨:書道で使う黒いインク
(注2)筆:黒をつけて字を書くための道具
`学生の皆さんへ
最近、西富士市で自転車の盗難
(注1)事件が増えていると警察から連絡がありました。鍵をこわされて盗まれることもあるそうですが、被害にあった多くの自転車が鍵をかけていなかったそうです。盗まれないよう、自分のアパートにとめるときでも、買い物などで少しの間だけとめるときでも、必ず鍵をかけるようにしてください(自転車に鍵を2つつけるのも、効果的なようです)。
大学の中でも盗難事件が起きています。多いのは、図書館や教室で、物を置いたまま、そこから離れたり、忘れてしまったりするケースです。また、体育の授業のときに更衣室
(注2)で財布を盗まれるケースもあります。短時間でも、かばんや財布などを置いたまま、トイレなどに行かないようにし、教室を出るときは、忘れ物をしていないか、確認するようにしてください。また、体育の授業のときは、大事な ものは先生などに預けるようにしてください。
もし盗難にあったら、すぐ学生課と警察に連絡してください。
(注1)盗難:物を盗まれること
(注2)更衣室:服を着替える部屋