職場からの帰り道、ふと気が変わって、①いつもと違う道を通ることにした。歩いているうちに、この道をまっすぐ行ったら、以前よくランチを食べに行った洋食の店があることに気がついた。ちょっと懐かしい気持ちになって、早足で歩いた。
5分ほどで店の前に着いたが、もうぞの店はなくなっていて、別の店になっていた。この辺りはレストランが多くて競争が激しいから、なくなってしまうのはよくあることだが、おいしくて値段も手ごろだったあめ店も続けられなかったのかと思うと、ちょっとさびしくなった。
マスターと奥さんの二人でやっている、カウンターだけの小さな店だった。同僚と2〜3人で行っていろいろ話しながら食べたこともあったし、昼ご飯が遅くなったときには一人で行ったごともあった。そんなときはマスターか奧さんが話し相手になってくれたものだった。お客さんが私だけのときに、コ—ヒーをサービスしてもらったこともあったのに、②勤務時間が変わって、行かなく:なってしまったのだった。
どこがでお店を出してくれでいたら、また食べに行きたいなと思いながら、その店の前を過ぎて駅に向かった。