現代の日本人の30~34歳の人でまだ結婚していない人は、男性が50%近く、女性が約30%で、これは30年前に比べて男性は3倍、女性は4倍になっている。
結婚しない理由は、1つには長引く不景気で、経済的に家庭を持つ自信のない(50-a)が増えたことがある。また、世間も「人は絶対、結婚すべき だ」という考え方が薄くなってきた。(50-b)でも、コンビニや電化製品のおかげで、家事をしてくれる人が必要なくなった。女性も仕事を持つ人が多くな り、生活のために(51)ことも理由の1つだ。
しかし親(52)「若いうちはいいけれど、年を取ってから1人ではさびしい」と心配でたまらず、「何とか結婚してほしい」と悩む人が多い。
そこである会社が親同士の「代理お見合いパーティー」を開いたところ、多くの申し込みがあったそうだ。
親たちは子どもの写真と仕事や趣味を書いた紙を持ち、それを異性の子どもを持つ親に見せて自分の子どもを売り込む。自分の娘や息子もすでに(53)、親も必死である。親同士で話がまとまれば、その後、本人たちがデートするというシステムだ。
「大人ならば、結婚相手(54)、親に頼らず自分で見つけたらどうだ」と言う人も多い。
しかし考えれば、日本ではちょっと前までは子どもの結婚相手を、親、特に父親が決めたものだ。そう考えれば、それほど新しいことではないのかもしれない。