現代は科学の時代(50)、占いの好きな人は多い。朝のテレビ番組では、必ずといっていいほど、「今日の運勢」を取り上げているし、女性向けの雑誌の新年号は、「今年のあなたの運命」という特集を(51)作れない。
 実は大会社の社長や政治家にも占い師に頼る人が少なくない。
 占いが科学的に正しいかどうかはわからない。しかし占い師はたくさんの人を見てきている。顔だけで「この人はどんな人か。何に悩んでいるか」とわかるのではないか。相談する人も悩みを(52)だけで心が軽くなるものだ。
 また、ある人が「こんな仕事を始めたいんだが」と相談して、占い師が「最初は苦労するけれど、かならず成功すると占いに出ています」と答えたとする。
 たとえば、3年やってなかなか成功せず(53)、「占い師が『最初は苦労する』と言ってたな」と思い直して、その後さらに10年がんばって成功するかもしれない。
 生まれた日や名前や血液型で運命が(54)。だが占いをうまく使えば、迷ったときに背中を押してくれたり、心を支えてくれるものになるのだ。

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