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 次の文章は、ある電力会社の広告 の一部である。
 将来(注1)を見すえた電力(注2)の確保とともに、電カピーク(注3)の伸びを抑えることに努めています。みなさまのご協力をお願いします。電気は貯めることができないため、 1年のうちで電気が最も使われる真夏のピークにあわせて設備をつくらなればなりません。しかし、発電所の建設には10年から20年という長い期間が必要です。つまり、いまみなさまにお使いいただいている電気は10年~20年前に建設を始めた設備が作り出している電気なのです。 (1997年3月25日掲載の東京電力広告による)
(注1)将来を見すえる:将来のことを考える
(注2)電力の確保:必要な電力を十分に作ること
(注3)ピーク:最も多いとき。ここでは「最大使用量」という

1。 (57)この会社はなぜ電力のピークが伸びないように努めているのか。