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 日本の家庭では、父親は外で仕事をし、家事(注1)や子育てなど家の中での仕事は人親の仕事とされることが多かった。しかし、最近は、結婚後も仕事を持つ女性が増え、男性のほうでも、家事や子育てをしたいと思う人が増えているそうだ。2009年の調査で、0歳から6歳までの子どもを持つ男性に聞いたところ、「家事や子育てをもっとしたい」という人は、54%もいた。子どもが成長する姿をもっと見たい、と思う男性が多いようだ。
 しかし、そうは言っても、実際には、家事や子育てのほとんどは女性がしている。2011 年に、20歳から39歳までの妻に「夫と妻がそれぞれ家事や子育てにかける時間の比率(注2)はどれぐらいですか」という質問をしたところ、最も多かったのは、「妻:
夫=9:11(29%)と「妻:夫=8:2」(24%)という回答だった。
 これでは、女性は、安心して働くことができない。男性からは、「家事や子育てをしたいと思っても、会社が忙しくてできない」という声もあがっている。男性がもっと家の中での仕事ができるよう、国や会社は考えてほしいものだ。

(注1) 家事 : 料理、掃除、選択など、毎日の生活に必要な家での仕事
(注2) 比率 : 割合

1。 (31)この文章では、日本では最近、どのように考える男性が増えている、と言っているか。

2。 (32)この文章では、最近の日本の妻について、どう言っているか。

3。 (33)この文章を書いた人が最も言いたいことは、どれか。