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 リサイクルといってすぐ思いつくのは、紙類やペットボトルですね。ただそれらは、収集場所に出してしまえば後のことはわがりません。しかし、江戸時代は違いました。われた茶碗をくっつけ、ゆるくなった桶を締め、ほうきを付け直してくれるようなそれぞれの専門業者(注)がいて、直してもらい、長く使用したのです。
 そう考えると、靴の修理は立派なリサイクルです。履けないからといってすぐごみに出してしまうのではなく、修理してまた履くことで、十分にごみの減量に貢献しているのです。
(注)専門業者:専門的にその仕事をしている人

1。 (55)筆者がこの文章で勧めているリサイクルはどのようなものか。