(1)
 今の多くの若者にとって、 日本も自分も将来が見をない。 (中略)
 高校生へのグループインタビューの結果でもほとんどの生徒の上昇志向は皆無に等しい。将来の夢が「つぶれない会社になんとか潜り込むこと」であったりする。政権交代しても政治や経済がよくなることもない現実を目のあたりにしている若者が政治に関心をもてる道理がない。関心の行き着く先は自分とその周辺である。

(橋元良明 「メディアと日本人』 岩波新書による)

1。 (55) インタビューでどのように答えた高校生が多かったと考えられるか。