漢字読み

1。 新しい販売ルートを開拓した。

2。 私たちは、町の復興に全力で取り組んでいます

3。 書類の確認を怠ったために、問題が生じた。

4。 本人の了承を得て、写真を掲載した。

5。 あの人はいっもあれこれ指図をする。

6。 友人と東京の名所を巡り、旅を満喫した。

文脈規定

7。 小型カメラの国内市場では、弊社が20パーセントの(  )を占めています。

8。 転勤の意向を上司からそれとな(  )されたが、返答に迷っている

9。 新しい上司は、元警察官という(  )の持ち主だ。

10。 布のバッグは水が染み込みやすいが、このバッグは水を(  )素材で作られているので、雨の日も安心だ。

11。 今回の活動の趣旨は、この団体の設立目的から大きく(  )している。

12。 インターネットを使えば、様々な情報を(  )簡単に入手できる。

13。 河原の石は形も大きさも(  )で、同じものが一つもないように見えた。

言い換え類義

14。 松本氏は自身のブログで抱負を述べていた。

15。 あのころは、暮らしにゆとりがあった。

16。 出荷台数は若干伸びている。

17。 その議員は議会での発言を撤回した。

18。 あの二人はいつも張り合っている。

19。 中村氏のかたくなな態度は変わらなかった。

実践練習

20。 重複

21。 拠点

22。 真っ先

23。 緊密

24。 遂げる

25。 なだれる

文法形式の判断

26。 X陶芸美術館が25日、 V市に開館する。同美術館ではこれ(  )、 23日に関係者を招いて記念式典を行った。


27。 泳 の 水 川 陽 選手。父親が有名な水泳選手である(  )、彼は周囲からの大きなプレッシャーに苦しんできたが、それを乗り越え、見事オリンピック出場を決めた。


28。 姉 「あれ?出かけるの?」 妹 「うん、ちょっと新宿まで。」
姉 「あ、新 宿に(  )、帰りにみるく屋のチーズケーキ、買ってきてくれない?」
妹 「うん、いいよ。」


29。 5年前に植えた校庭の桜が、今年初めて花を(  )。


30。 (社内メールで) 営業部各位
第三回プレゼン勉強会を開催します。参加希望者は1月15日までに、人事課村田までお知らせ(  )。


31。 悩んでいるときは、信頼できる誰かに話を聞いてもらうといい。話すことで自分の考えも整理でき、解決には至らない(  )、気持ちが楽になるだろう。


32。 (テレビ番組で)
司 会 「きちんと手を(  )、指の間などに意外に汚れが残っていることも多いのです。そこで今日は正しい手の洗い方をご紹介します。」


33。 今日は朝から胃の調子が悪い。夜中にラーメンなんか(  )。


34。 近年、世界的な人口増加により、将来の水不足への関心は急激に(  )。


35。 昨日午後2時ごろ、 X市の一部地域で、約400世帯が停電した。仙 0電力は、工事中のクレーン車が電線に接触したのが原因(  )。


文の組み立て

36。 「乗りかかった船」 ということわざは、乗った船が岸を離れれば途中で降りることができない_  _ _ ことのたとえである。


37。 年をとって人生を振り返った時に_  _ _し た く な い 。


38。 NPO法 人 「音楽の夢」では、音楽を通じたさまざまな教育プロジェクトを展開していくことに_ _  _活動をしています。


39。 今 は 、一学年5クラスもある北森川(きたもりかわ)小学校だが、_ _  _危機感があった。


40。 立高校の校長が、同校に在学する知人の娘の成績証明書を偽造したことが明らかになり、教育関係者からは_ _ _ と怒りの声が上がった。


文章の文法
以下は、小説『望月青果店』(小手鞠るい著)についての書評である。
 思春期の頃ころ、母親の存在を疎うとましく(注1)思った。初めて恋をした頃ころだった。恋するという感情が 嬉うれしいような恐ろしいような気がしていて、何かのせいにしたかったのだと思う。自分の中には母親と同じ血が流れていて、だから恋なんかするんだ、全てお母さんのせいなのだと変な理屈で恋心を納得させようとしていた。
 本書の主人公・鈴子(41) 母親は天敵のような存在で、母からいつも逃げたいと思っていた。そして 結婚に猛反対した母を捨てるような気持ちで誠一郎と一緒になったのだ。
 50代になった鈴子は、盲目の夫・誠一郎と目人の茶々(つやつやっとアメリカでペンションを経営しながら穏や かな日々を過ごしている。(42) 、小さな青果店を営む岡おか山やまの実家から母親の体調が悪いことを知らされ、5年ぶりの里帰り(注2)を計画するのだが、大雪による停電が続き里帰りは危ぶまれる。
 停電の中で様々な過 去の記憶が甦る。母との確執、初恋の人・隆史と交わした約束...。過去の記憶を過ぎたことと忘れてしまえればどんなに楽かと(43)。
 記憶は塗り変えることが出来ないから厄介で、いつまでも胸を締め 付ける。思春期の頃(ころ)に母親に投げかけた酷ひどい言葉がふとした時に生々しく心の中に甦って居たたまれないような気持ちになる(注3)ことがある。(44)、記憶は塗り変えられないけれど、新しい記憶を 育むことは出来る。
 停電の中で鈴子は、結婚前に再会した隆史が時間を超えて果たしてくれた 約束を思い出す。それは、母から誠一郎へと旅立つ鈴すず子この背中を強引に押してくれた。誰にも言えない秘密の思い出だった。
 記憶は人の心を締め付けることも温めることも出来る。誠一郎との暮らしの中で育まれてゆく静かで豊かな幸福な時間は、鈴すず子この母への思いを少しずつ和らげてくれる。物語 の最後で交わされる母娘の電話の会話はとっても可愛くて微笑ましかった。本を閉じた後、(45)車を実家に走らせた。
(注1) (うと)ましい:いやな感じがして避けたい
(注2)里帰り:実家に帰ること
(注3)居たたまれないような気持ちになる : ここでは、落ち着いた気持ちでいられなくなる

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