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 先日、雜誌で「持たない生活」をしている人を紹介する記事を読んだ。物をできるだけ減らして、自分にとって本当に必要で気に入っている物だけに囲まれて生活するようにしたら、毎日がとても気持ちよく送れるようになった、という話だった。
 私の家は物が多く、床や机の上に物があふれている。それがずっと当たり前だと思ってきた。でも、こんな生活があったのだ。私は早速、①実行することにした
 最初にしたのは、私の部屋にある自分の洋服や本、かばんなどを減らすことだ。本当に必要で気に入っている物だけを残して、人にあげたりリサイクルの店に持っていったりした。すると、部屋が広くなっただけでなく、片付けにも時間がかからなくなり、気持ちよく生活できるようになった。
 そうしている間に、私は家にある家族の物も気になりだした。リビングの床には雑誌がたくさん重ねてあったが、古い物は誰も読んでいない。掃除機が2台あったが、1台は全く使われていない。それらが気になって、両親に聞かずに捨ててしまったのだ。
 すると、②父も母も怒ってしまった。雑誌は時間があるときにまた読むし、掃除機はまだ使えるのだから、もったいないと言う。みんなお金を出して買った物だから大切だ。それに、自分たちはどんどん捨ててしまう生活より、古い物でも捨てないで大切に使う生活のほうがいい、と言うのだ。
 一緒に住んでいても、考え方は違う。今回、私はちょっとやりすぎてしまったようだ。これからは、「持たない生活」は自分の部屋だけで実行しようと思っている。

1。 (34)「持たない生活」はどのような生活か。

2。 (35) ①実行することにしたとあるが、何から始めたのか。

3。 (36) ②父も母も怒ってしまったとあるが、なぜか。

4。 (37) 「私」は今、どう考えているか。