(4) 効率は、幾多ある価値尺度のひとつに過ぎない。けれどもゃも現代では、効率が良いことには突出した評価が与えられている。また、効率は、動勉さと結びついているから、倫理的な価値をも帯びている。そのため、ほとんどの時間を効率で価値判断する傾向が強くなる。1日の価値は、その日にどれだけのことができたのかによって計られるようになる。考えてみれば不思議なことだが、生活の一側面でしかない生産の場で有効な指標が、ほかの側面にまで拡張して適用されるようになるのだ。

1。 (49)筆者の言いたいことは何か。