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 情報が容易に入手(注1)できると、必要な情報を探索(注2)する努力が必要なくなるかのように思わ れる。自分で集めるよりも、情報機器の提供する情報のほうが客観的で信頼できると勘違いする。
 しかし、だれにでも役に立つ完璧な情報など存在しない。情報化時代を生きるためには個々人が他者の提 供する情報を評価し、比較検討し、その中から自分にとって、自分の目標にとって有益(注3)な情報を選別 する能力と知識を持たなければならないのである。
(注1)入手する:手に入れる
(注2)探索する:探す
(注3)有益な:役に立つ

1。 (53)情報化時代を生きるために必要なことについて、筆者はどのように考えているか。