(2)
 他者に意志を伝えるとき、「高さ」は相当に大事な要素となる。学生や聴衆(注1)より一段高いところに立って話す。するとビックリするほど場の隅々まで見通せるのだが、聞き手からの反応は鈍くなる。意見を「申し上げる」体(注2)になるためか。一方で、平坦な(注3)ところから、即ち同ーの目線で話しかけると、活発な意見交換が期待できる。とこ ろが今度は全体に目が配れない(注4)
(注1)聴衆:話を聞く人たち
(注2)~体: ~ような形
(注3)平坦な:ここでは、同じ高さの
(注4)目を配る:注意を向ける

1。 (56)話すときの高さについて、筆者の考えに合うのはどれか。